プロが教える!ヨガインストラクターになるための成功ルール

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2017.7.26 text by:Tonoel編集部

プロが教える!ヨガインストラクターになるための成功ルール

すっかり定着したヨガ人気。最近では、ヨガインストラクターを目指す人も増えてきました。そこで今回は、ヨガインストラクターになるために必要なステップ、知られざる業界の実情をヨガカウンセラーの保森美佳さんに徹底取材。ヨガインストラクターになるにはどうすればいいのか?人と差がつく成功の秘訣を伝授していただきました。

ヨガインストラクターを目指す前に知っておきたいこと

インストラクターの指導のもと、ヨガをしているところ

ヨガインストラクターになるためのステップを教えてください。

— インストラクターへの道は、一般的に2パターン ―

1:ヨガの資格を取得してから、ヨガスタジオでヨガインストラクターとして働く。あるいはスタジオには所属せず、個人ヨガインストラクターとしてヨガレッスンを行う。
2:ヨガ初心者あるいはヨガインストラクターとして未経験のまま、ヨガスタジオに就職し、社内研修を受けてからヨガインストラクターとして活動する。

— 保森さんのアドバイス —

実は、ヨガは資格がなくてもヨガインストラクターになれます。ヨガスタジオに就職すれば、未経験でも最低限の知識とレッスンの構成を覚える研修が受けられるので、その研修に合格すればヨガインストラクターデビューが出来ちゃいます。ただ、基本的な解剖学や哲学など、より深くヨガを勉強してからのほうが、やはりヨガインストラクターとして長く続けていけますね。
というのも、なんとなくヨガインストラクターになりたい、という感覚で、浅い知識のままインストラクターとしてデビューしてしまうと、生徒さんからの質問に答えられなかったり、色んなタイプの生徒さんに合わせて対応できなかったり、と応用力に欠けてしまいます。
また、単純にレッスンの構成やポーズの形だけを理解した状態なので、覚えた事をただ繰り返すようになり、2、3ヵ月もすると『ヨガインストラクターってこんなものか』と飽きてしまい、辞めてしまう人も結構多いです。
きちんと時間をかけてヨガを勉強してからインストラクターになった人は、レッスン内容の深みも指導力も断然レベルが違いますし、「ヨガというツールを使って世の中(人)にコレがやりたい」というような明確な目標があったり、ヨガを通じて伝えていきたい目標も出来るので、レッスンするのがどんどん楽しくなり、自分自身もさらにヨガの知識を深めたい、と思うようになります。

どんな人がヨガインストラクターに向いていますか? 体が硬くても大丈夫ですか?

— 保森さんのアドバイス —

ヨガやアーユルヴェーダが大好きで、すでに日常生活で実践している方、もっとヨガを深く知りたい! と探究心がある方、ホスピタリティの高い方もヨガインストラクターに向いていると思います。体が硬くても、全く問題はありません。きちんとした指導者のもと、練習を積んでいくことで、体は柔らかく正しく動かせるようになります。年齢を気にされる方も多いですが、ヨガは一生ものですから、何歳からでも大丈夫です。実際に、60代、70代でヨガを始めた方もいらっしゃいますよ。

最高の環境で学ぼう!ヨガスクールの失敗しない選び方

ヨガスタジオの内観の様子

ヨガスクールによって内容や値段も様々。何を基準に選べば良いですか?

— 良いヨガスクールを選ぶポイント ―

1:全米ヨガアライアンスの資格が取得できる。
2:先生からの直接指導が180時間以上ある。
3:指導している先生の質、レベルが高い。
4:資格取得後のキャリア指導など、アフターサポートが万全。
5:繰り返し受講ができるシステムがあるとベター。

— 保森さんのアドバイス —

第一に、世界で最も知名度の高いヨガ協会である『全米ヨガアライアンス(※)』の資格が取得できる認定校であること。その中で、実績のあるトップインストラクターが揃っているかどうかをホームページで確認しましょう。1人のヨガインストラクター講師がトータルで指導するシステムよりも、それぞれの分野においての専門講師が充実しているかもポイントです。
※全米ヨガアライアンスでは、質の高いヨガインストラクターや教育者を育てるため、カリキュラムに基準が定めてあります。
中には講師による直接指導時間が短く、自宅で学習できるeラーニングを取り入れているスクールもありますが、これには注意が必要。一見、都合が良さそうですが、卒業後に自分が指導する立場になった際、圧倒的に経験値が足りなく、不安要素となってしまいます。資格取得も必要ですが、それ以上にトレーニングの中身が重要です。
また、卒業後スムーズにキャリア移行できるよう、個別のカウンセリングや就職の面接対策などのサポートが充実しているスクールもオススメです。さらに基本の受講時間を消化した後も、納得いくまで繰り返し受講できるシステムなども導入されていると安心ですね。

[RYT200][RYT500]2つの資格の違いや一般的な費用と期間、海外留学プログラムについて

海を見ながらヨガをしているところ

全米ヨガアライアンスの資格には、[RYT200]と[RYT500]の2種類ありますが、どう違うのですか?

— 保森さんのアドバイス —

200と500というのは、プログラムの受講時間を表していて、[RYT200]では、200時間でアーサナのポーズから解剖学、哲学まで、すべての基礎と指導方法を学びます。レッスンを問題なくこなせる基本レベルに達しますが、デビュー後、様々な生徒さんと向き合う中で出てくる疑問点の解決や、プロとしてより深い知識を身につけていくための上位資格が[RYT500]になります。
500時間の中には、必須科目以外に、マタニティヨガやシニアヨガなど、より専門性の高いヨガを学べる選択科目も充実しているので、人とは違ったヨガを伝えていきたい人にも人気です。また、指導歴が長くなると、資格にこだわりたいというより、自分自身の勉強や練習として[RYT500]のプログラムを受講される方も多いですね。現在、国内での[RYT500]の資格取得者はとても少ないので、他のインストラクターと差をつけられるのも魅力です。

資格を取得するための費用はどれくらいですか?

— 保森さんのアドバイス —

一般的な費用の目安としては、[RYT200]の資格取得で、大体30万〜70万円くらい。この金額の差は何かというと、指導者のレベルの違いや、先生からの直接指導の時間がきちんとプログラムされているかどうかなどがあります。安価なスクールの中には、RYT200の規定時間を満たしていないところや、実績がほとんどないままヨガの養成コースをビジネスとして立ち上げてしまっているところ、eラーニングや生徒同士で練習する時間など、指導者のいない状況でカリキュラムを消化するところもあるので、注意が必要です。

どれくらいの期間で資格は取得できますか? 海外留学のメリットとは?

— 保森さんのアドバイス —

国内の通学プログラムだと200時間コースの場合、1コマ2時間として、週2コマほど消化すると、大体1年かからないくらいで終了します。集中して通えば、早い人だと4ヵ月ほどで取得する方もいます。
それよりもさらに短期で取得したいという方には、1ヵ月ほどで取得できる海外留学プログラムがオススメです。大自然の中で学ぶ、修行に近いストイックなトレーニングになりますが、毎回キャンセル待ちになるほど人気がありますよ。

ヨガインストラクターのキャリアや年収について

2人組でヨガをしている様子

資格取得後は、どのようにインストラクターを始めたらいいですか?

— インストラクターの働き方は大きく分けて3つ ―

1:どこかのヨガスタジオの社員として働く。
2:レッスンごとに色々なスタジオと契約する外部インストラクターとして働く。
3:自分でヨガスタジオを作りインストラクターとして活動する。

— 保森さんのアドバイス —

3は、費用や人脈も必要なので、ほとんどの方が1の社員か2の外部インストラクターとしてキャリアをスタートさせます。私がオススメしているのは、最初はどこかのスタジオで社員として働くこと。社員は否応でもレッスンを受け持つことになるので、どんどんスキルアップしますし、客層や集客などスタジオの1日の流れも見ることができます。
いきなり外部インストラクターから始めると、レッスンすることに慣れていないうえ、自分で営業して契約を取り、レッスン構成も自分で勉強していかなければなりません。まずは社員で様々なスキルを上達させてから、自立するとスムーズだと思います。

ヨガインストラクターの収入は、実際いくらぐらいですか?

— 保森さんのアドバイス —

「デビューしたてのスタート時は、1時間1レッスン大体2,500〜3,000円が相場で、一般的な年収は、350万円前後と言われています。スタジオによっては、月間の集客数で時給が変わるところもあり、人気が出ると時給がどんどん上がります。スタジオ社員ではなく、外部インストラクターとして活動する場合は、スタジオで契約しているレッスン以外に、マンツーマンのプライベートレッスンが持てるようになるといいですね。1時間6,000〜1万円くらいの単価になるので、収入がぐんと上がります。

人気のあるヨガインストラクターになるためには? カリスマ性がないとダメでしょうか?

カリスマ性は必ずしも必要ではありません。それよりも大切なのは人間性。レッスン中はその人のカラーになるので、パワフルなテンションで教える人もいますし、じっくり落ちついたテンションで教える人もいます。いずれにせよ、生徒さんひとりひとり親身に対応するインストラクターは、やはり自然と生徒さんに求められる存在になると思います。
それから、プラスαでマタニティヨガやシニアヨガなど、専門性のあるヨガが教えられるとその人ならではの強みになりますね。または、通常のヨガに何かをプラスする。ヨガを取り巻くライフスタイルを提案してもいいですし、ヨガに料理をプラスしてもいいですし、ヨガって色々な事とコラボレーションできますから。
逆に、ヨガの資格取得後に必ずインストラクターにならなければ、とプレッシャーに感じる必要もありません。ヨガに関わる事業に就いたり、アパレルが得意だったらヨガウエアを発信する仕事をしたり……。“ヨガを伝えていく”という行為自体は色々な可能性があるので、「インストラクターが向いているか分からない……」と不安な方も、安心してヨガを学んでください。

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お話を伺った人:保森美佳

FIRSTSHIP・カウンセラー。年齢性別関係なく心身的に毎日ヨガをし、ヨガが暮らしの一部になっているN.Y.のヨガ文化を日本に広めたい。ヨガは人生の羅針盤、自分らしく生き、より高みの自分へと導いてくれるがモットー。

http://www.firstship.net/

保森美佳

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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