夏のダメージ肌が生まれ変わる、アーユルヴェーダ的スキンケアパック術

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2017.8.21 text by:Kei Yoshida

夏のダメージ肌が生まれ変わる、アーユルヴェーダ的スキンケアパック術

太陽の光をたっぷり浴びた夏の肌には、楽しかった思い出と一緒に、紫外線による影響がしっかり蓄積されています。ごわつきや乾燥、くすみなど……夏の疲れは顕著に肌に現れるもの。そんなアフターサマーのお悩みにアプローチする、自然の素材を使った3種の手作りパックのレシピを、アーユルヴェーダ講師のSahokoさんに教わりました。

アーユルヴェーダ的スキンケアのポイントとは?

アロエとアボガドの写真

「アーユルヴェーダをベースにしたスキンケアには基本的な考え方があります」(アーユルヴェーダ講師・Sahokoさん)

それは、まず、自然のものを使うこと、だそうです。

「普段、私たちは栄養を口から摂っていますので、食べ物の質はこだわりますよね。でも実は、スキンケアも口からと同じくらい、肌から栄養を経皮吸収しているんです。となると、吸収していく過程で体に毒になるようなものは、なるべく取り入れないほうがいいですよね」

そもそも、インドの伝承医学と言われているアーユルヴェーダが始まったのは何千年も昔のこと。ケミカル物質などはもちろんまだなく、自分の身の回りにある自然のものを使う、まさに〈地産地消〉が基本でした。ただし、精製されていない自然のものには、予想以上の強さもあります。肌に合う、合わないという個人差もあるので、必ず腕でパッチテスト(アレルギーの反応を調べるテスト)をしてから行いましょう。

思わず触りたくなるなめらかな肌に! アボカド+生ハチミツで栄養チャージ

アボカドと生ハチミツで作ったパックの写真

アボカド+生ハチミツのパック

★効果・・・保湿、滋養効果

最初にご紹介するのは、肌をなめらかツルツルにしてくれる、[アボカド + 生ハチミツ]パック。〈世界一栄養価が高い果物〉とギネスブックに認定されているほど、栄養豊富なアボカドには、ビタミンEを始めとするビタミン群にカリウムやマグネシウムなどのミネラル、さらに良質の脂質がたっぷり含まれています。

■材料
  • アボカド(大)半分、(小)なら1個
  • 生ハチミツ 小さじ1/2
■作り方
  • アボカドと生ハチミツをミキサーに入れ、ペースト状になるまで撹拌する。アボカドが充分柔らかければ、スプーンで潰してもOK。
■使い方
  • 洗顔後のタオルドライした肌に使用する。目の周りを避け、顔全体にのばす。
  • 10〜15分置いたら、ぬるま湯で洗い流す。この後は通常のスキンケアを。週1くらい行なってもOK。顔だけじゃなく全身にも使用可能。

「アボカドは熟した柔らかいもののほうが良いですね。またハチミツも通常のハチミツではなく、生ハチミツを使うのがポイントです」

生ハチミツには酵素、ミネラルが豊富。さらに保湿・殺菌効果があるので肌を清潔な状態に整えながらしっとりさせてくれます。

「パック後の肌はなめらかで、ツルツル。ツヤも出ます。夏のお疲れ肌を元気にしてくれますよ」

アツアツの日焼け肌には、アロエとキュウリでひんや〜り

アロエとキュウリの写真

アロエベラ+キュウリのパック

★効果・・・日焼け後のクールダウン、鎮静作用、シミ予防

日焼け後の火照った肌におすすめなのが、[アロエベラ + キュウリ]のパック。肌は火照った状態で放っておくと、メラニンが活性されてシミができる原因にもなると言われています。

■材料
  • アロエベラ 5〜6cm
  • キュウリ 1/2本
■作り方
  • アロエベラを5〜6cmにカットしたらギザギザのトゲを取り、皮をむく。
  • プルプルの部分だけにして包丁で細かく刻むか、スプーンの裏などで潰してペースト状にする。
  • キュウリの皮をむいてフォークで潰すか、擦りおろすかして、ペースト状にしたアロエベラと混ぜる。少ないようであれば、1.5倍位の量にしてもOK。
■使い方
  • 洗顔後のタオルドライした肌に使用する。目の周りを避け、顔全体にのばす。
  • 20分置いたら、ぬるま湯で洗い流す。この後は通常のスキンケアを。湿疹やあせもなどにも効果的です。

「アロエベラもキュウリも“冷たい性質”を持つ植物。どちらも肌が熱を持っているときに使うと、ひんやりクールダウンします。肌が冷やされることで、熱が沈静し、シミ予防にも。また、アロエベラは潤いを与えてくれ、キュウリはビタミン補給もしてくれるのでパックにぴったりなんです。あせもが気になる肌にもおすすめですよ」

フレッシュなアロエベラは普通のスーパーや八百屋さんでは少し手に入りにくいかもしれません。まれにアロエの旬(6月〜11月)の時期に取り扱っているところもありますが、自然食品のお店や、ネット通販のある農家さんから直接購入するのが、手軽かつ確実に手に入ります。

ゴワつきも汚れもすっきりオフ! サンダルウッド&ローズのクレイパック

サンダルウッドの精油とクレイパウダー、ローズウォーターで作ったパックの写真

サンダルウッドの精油+クレイパウダー+ローズウォーターのパック

★効果・・・肌のゴワつき解消、収れん作用、汚れを取りながら皮脂バランスの調整、保湿、クールダウン

紫外線を浴びた肌は、皮脂が詰まりやすく、角質が溜まってゴワゴワしがち。そんな時に取り入れたいのがこちらのスペシャルクレイパック。

■材料
  • サンダルウッドの精油(100%ナチュラルなもの) 1〜2滴
  • クレイパウダー 約大さじ4〜5
  • ローズウォーター 約大さじ2〜3(程よくペースト状になる量でOK)
■作り方
  • 100%ナチュラルなサンダルウッドの精油とクレイパウダー、ローズウォーターを混ぜ、ペースト状になるまで混ぜる。
■使い方
  • 洗顔後のタオルドライした肌に使用する。目の周りを避け、顔全体にのばす。
  • クレイが乾いてきたらぬるま湯で洗い流す。この後は通常のスキンケアを。週1くらい行なってもOK。

「汚れを吸着する作用のあるクレイパウダーに、殺菌・収れん・抗炎症作用のあるサンダルウッドの精油と、保湿・冷却効果のあるローズウォーターを混ぜ合わせた美肌パックです。不要な角質や毛穴汚れをやさしく除去しつつ、皮脂バランスを調整してくれる効果があります。かゆみや湿疹、ニキビが気になるときにもおすすめですよ」

「また、サンダルウッドの香りにはリフレッシュ効果もあるので、汗臭さなどのニオイを軽減するという嬉しい効果も。ただし、サンダルウッドの精油は強いのでほんの少量にして、入れすぎには注意しましょう」

サンダルウッドのパウダー(アーユルヴェーダやインドの雑貨を取り扱うお店のウェブで購入可)が手に入る場合は、サンダルウッドパウダーとローズウォーターを少量合わせて作るペースト状のスクラブもおすすめだそう。

夏の肌ダメージは、想像以上に過酷なもの。放っておくと老化を加速させてしまうので、肌にも嬉しいナチュラルな素材でしっかりアフターサマーケアを取り入れて!

photo / Masaya Tanaka

お話を伺った人:Sahoko

FIRSTSHIP講師。社会福祉士。福祉マネジメント修士。アーユルヴェーダの講師も。E-RYT500。福祉領域の知識と経験をヨガの学びと融合、真のヨガを伝え、その恩恵を一人でも多くに得てほしいと考えている。ヨガとアーユルヴェーダは超高齢社会の日本を変えるというのが信念。

http://www.firstship.net/

Sahoko

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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