有名シェフから絶大な支持を受けるオーガニック野菜で作った、青山の絶品ランチBOX

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2017.9.13 text by:Kei Yoshida

有名シェフから絶大な支持を受けるオーガニック野菜で作った、青山の絶品ランチBOX

「毎日の習慣にたっぷりの野菜を」をモットーに対面販売、卸し、ケータリングと幅広く展開する次世代の八百屋「槇村野菜笑店」。今年5月にオープンした東京・青山の小さな路面店には、100軒以上の全国の生産農家さんから届く、新鮮野菜が所狭しと並ぶほか、フレンチ出身のシェフが作るランチBOXも販売。そのユニークな八百屋スタイルについて、代表・槇村賢哉さんにお話を伺いました。

100以上もの農家を訪ねて選び抜いた、日本中の美味しい“旬”のオーガニック野菜がここにはある

槇村野菜笑店の店頭の様子

立ち上げ自体は2014年という槇村野菜笑店ですが、代表の槇村賢哉さんは、元をたどればホテルマン。そもそも八百屋さんには何か所縁が?

「いや、全然(笑)。もともと30歳で独立したいなと思っていて、何をしようかなあと考えていた時に農薬反対の八百屋さんに出会ったんです。農薬がもたらす環境破壊については、知識として知ってはいましたが、あまり考えたことがなかった。でも、現場を見て意識が変わりました」(槇村さん)

汚染されていない土で育てた季節の野菜の美味しさに触れることで、初めて“旬”というものを知ったという槇村さん。

「暑い季節には体を冷やす食べ物が実るように、旬の食べ物には体を整える力がある。季節の食材を取り入れた日々の食事で、体を整える提案していきたいと思うようになったんです」

それまでに知り合ったレストランのシェフたちなどから情報を入手、日本中の美味しい野菜を探し求めて直接農家を訪ね歩き、現在では日本全国に100を超える契約農家さんを持つほどに。

「農家さんを回り始めてもう18年くらい。全国にはすごい農家さんがたくさんいるんですよ。有機認証を取っていなくても、その土地の気候や特性に合った素晴らしい土作りをしている農家さんもたくさん。そんな方々から直接、話が聞けて野菜の知識をいただけて、すごくありがたい。もっともっと野菜の魅力や美味しさを伝えていきたいと思い、野菜の卸しを始めました」

お店では、野菜の美味しさを引き出す食べ方もアドバイス

槇村野菜笑店に置かれている野菜たち

目利きの槇村さんが厳選を重ねた新鮮でジューシーな野菜やハーブ・果物は、たくさんの有名シェフからの信頼を得て、フレンチレストランを中心に50店舗を超えるレストランに卸すほどに。野菜の魅力を広めることが第一目的であれば、卸しだけでも十分成り立つはずですが、対面販売ができる八百屋をスタートしたのはなぜ?

「お客さんと向き合って会話がしたい、というのが一番の理由でした。生産者を知っている、信頼できる野菜だから、僕も本気でおすすめしたい。実際お店では、珍しい野菜が入ったら“これ、どうやって食べるの?”って聞いてくれたり、お客さんが何にしようか迷っていたら、“今は特にこれが美味しいよ。こうやって調理してみて!”って、食べ方のアドバイスもできる。こないだのアレ美味しかったよ〜なんて言ってもらえると嬉しくて。もうね、八百屋って本当に楽しいんですよ(笑)」

常に心にあるのは、日々の生活の一部でありたい、ということ。

「毎日の習慣にたっぷりの野菜を、というのが僕の願い。ちゃんとした土で農家さんがこだわりぬいた本当に美味しい野菜を、生活の一部に取り入れて欲しいんです」

普段なかなかお目にかかれない種類の野菜や果物が手に入るのも、槇村野菜笑店ならでは。

「年間でいうと1000種類以上、取り扱っています。ハーブだけでも200種類。中にはシェフに「あれが欲しい」と依頼されて農家さんと一緒に作っているものもあったりします」

メニューも毎日変わって大好評! フレンチシェフが作る野菜ランチBOX

槇村野菜笑店のランチBOX

そして槇村野菜笑店の名物と言えるのが、月〜金の11:30から14時ごろまで販売している野菜たっぷりのランチBOX(テイクアウト専門/売り切れ次第終了)。野菜をふんだんに使ったサラダとサイドディッシュ、メインディッシュにパンが付いて税込1,000円。季節のスムージーやスープを追加料金でセットにすることもできます。

「八百屋がやってる弁当ってないなって思ったんですよ。特にうちは旬の食材しか扱わないので中身も常に変わって飽きがこない。さらにフレンチ出身のシェフが弁当のメニューも開発しているので、食材の組み合わせや、ソース、ドレッシングの使い方など、弁当と言っても、料理の引き出しの数、クオリティが普通のヘルシー弁当とは全く違う! というのは、自負しています」

コンセプトは、一歩上のお弁当。入荷する野菜次第で毎日のようにメニューが変わるため、なんと5日連続で買いに来るお客様もいるという人気ぶり。

「範囲は限られますが、デリバリーも始めました。野菜不足を気にしているのはどの世代も同じ。女性だけじゃなく男性にもご好評いただいています」

本格フルコースのケータリングサービスや、野菜の活用法が学べる料理教室も開催

槇村野菜笑店の代表・槇村賢哉さん

さらに槇村野菜笑店としての活動は、卸し、八百屋だけにとどまりません。まず、ケータリング業務。個人向けのケータリングはシェフがその場で調理して野菜メインの本格フルコースがいただけるという贅沢なもの。ワインはボトルのセレクトのみならずペアリングもOKという、まさにイマドキのスタイル。

「企業さんの発表会やイベントなどでは、例えば土をイメージしたスタイリングなど、空間全体をデザインするようなケータリングも行っています。八百屋でないとできない演出が売りですね」。

また、料理教室「槇村野菜食堂」を不定期で開催。

「野菜本来の味を活かし、楽しむための教室です。美味しい旬の野菜は、塩・胡椒・オイルだけでいいんじゃない?っていうのが基本にあって。レシピ紹介というよりも、野菜それぞれの美味しさを一番引き出す調理法や、一つの野菜をどんなバリエーションで活用していくか、正しい保存方法などをお伝えしています」

他にも各所で開催されるマルシェへの出店など、美味しい野菜を精力的に広める活動を続ける槇村さん。

「“攻める八百屋”でいたいんです。色んなことが出来るんだぜっていう。今って、スーパーがたくさんあるから野菜を八百屋で買う人って少ないですよね。でも八百屋には八百屋ならではのメリットがある」

「例えばうちでは一年中スーパーのように同じ種類の野菜は売らないので、うちで野菜を買えば、自然と旬の野菜を体に取り入れられるし、選び方や食べ方だってお店に来てくれたら教えられる。野菜に込められた生産者さんの想いも伝えられる。そんな良い野菜を扱う八百屋を増やしていきたいんです」

「八百屋って、本当に楽しいんですよ。だから僕らの活動を見てもらうことで、八百屋になりたいっていう人が増えてくれたらなぁ、と思います」

photo / Takeshi Sasaki

槇村野菜笑店 外苑前本店

住所:東京都港区南青山2-20-1 1F
TEL:03-5772-2111
営業時間:11:00–19:00
定休日:土・日・祝日
※2017年9月16日〜10月2日まで改装のため休業。昼はこれまで同様の営業形態(リニューアルオープンは10月11日)、夜はフレンチのレストランに(10月17日よりオープン)。


マッキ―野菜笑店8(Happy Wednesday マルシェ)

住所:東京都港区南青山1-2-6
※毎週水曜日11:00-19:00 のみ開催

ランチBOXのデリバリー・ケータリングなどの詳細につきましてはお店までお問い合わせください。

https://mys-inc.co.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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