体の中に毒を溜めないようにバランスをとる、アーユルヴェーダの食事法

食べる

2017.10.4 text by:MHK.

体の中に毒を溜めないようにバランスをとる、アーユルヴェーダの食事法

アーユルヴェーダは心と体のバランスを取り、自分の本来のよさを引き出そうという考え方。食べる物もそのバランスに大きく影響していると考えます。バランスをとるための食材選びや食べ方がアーユルヴェーダの食事法なのです。またすべての食べ物を「薬」と考えるのもアーユルヴェーダの食事法の特徴です。

6味と6属性で考えるアーユルヴェーダの食事

アーユルヴェーダ式の食事

アーユルヴェーダの食事法では「正しい食事をすれば病気を寄せ付けない」という考えのもと、食事内容を重視しています。

すべての食べ物には甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味の6種類の「味」と、重性、軽性、油性、乾性、熱性、冷性の6種類の「属性」があると考えるのも特徴です。それぞれの味と属性の組み合わせが心や体に影響するため、そのバランスを意識して食事を摂れば、アンバランスの状態を防ぐことができます。

また、アーユルヴェーダが最も重視しているのは昼食。朝は消化力が低いので量を控えめにし、昼食は6味と6属性の法則を意識して摂るようにしましょう。

食べ物の6味とヴァータ・ピッタ・カパへの作用

アーユルヴェーダに使うスパイスなど

酸味、塩味、辛味には体を温める力が、甘味、苦味、渋味には体を冷やす力があります。

ヴァータの人は甘味、酸味、塩味、カパの人は辛味、苦味、渋味、ピッタの人は甘味、苦味、渋味を摂るとバランスが整いやすくなります。例えば、ヴァータが増えている場合は、甘味、酸味、塩味は多めに摂り、辛味、苦味、渋味は少量でOKという具合になります。

身近な食べ物で6味と6属性に当てはまらない食べ物が「ハチミツ」。甘いのに体を冷やさず、カパを減らし、肥満対策になるともいわれています。

体の中に毒を溜めない、消化しきる力をつける食事法

アーユルヴェーダで大切なアグニのイメージ

アーユルヴェーダでは、未消化物が毒素(アーマ)になると考えます。アーマが溜まると体の中のあらゆる管(スロータス)を塞いでしまうので、その詰まりが病気や老化の原因と考えられているのです。

体内に栄養が行き渡るよう未消化物を発生させないためにもヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャのバランスをとることが大切。またアーマは体内できちんと消化できていれば発生しないと考えられています。そのためアーユルヴェーダでは消化の火(アグニ)、消化力が重視されているのです。

生きるエネルギーになる活力素「オージャス」を増やして元気になる

オージャスを持っているような人の写真

オージャスとは、体内で食べ物が消化される際に作られる、西洋医学でいうところの免疫力に近い概念です。オージャスが増えると病気になりにくくなるのはもちろん、声にハリが生まれ、肌にもツヤが出てきます。

オージャスはマッサージのほか、食べ物でも増やせます。オージャスを増やす食べ物は、適度な油を含むできたての温かい食事。その土地と季節に合った旬のものに多く含まれます。

また、6味をバランスよく、よく噛んで食べることもオージャスを増やすポイント。具体的には牛乳、米、小麦、新鮮なフルーツ、生のハチミツ、ココナッツ、ギーなどで、逆に動物性の料理やパスタ、冷えた料理、添加物や加工食品が入った料理はオージャスにならない食べ物なので覚えておくとよいでしょう。過度な空腹や疲労、喫煙や過食にも注意が必要です。

※掲載内容は記事公開時点のものです。
最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

SHARE !

関連記事

関連キーワード