人間関係のお悩みをヨガ哲学で解決!『苦手な人』との接し方とは?

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2017.10.10 text by:Tonoel編集部

人間関係のお悩みをヨガ哲学で解決!『苦手な人』との接し方とは?

仕事でもプライベートでも、時々、苦手に感じてしまう人、っていますよね。それがたまに合う人ならまだしも、頻繁にコミュニケーションを取らなければならない身近な人だったらどうでしょう? 苦手な人とどのように接したらいいのか、苦手意識を無くすにはどうしたらいいのか、そんなお悩みにも「ヨガ哲学」の考えが役立ちます。

“苦手”や“嫌い”という感情はどこからやってくる?

頭を抱える女性

一般的に、あの人どうも苦手……と感じてしまう理由でよくあるのが、

『自分にとって害がありそう』
『相手が自分のことを嫌っていると思う』
『自分と意見が違うので、否定されたような気持ちになる』
『自分の嫌な面を相手に投影してしまう(自分と同じような相手を見るのが嫌)』
『憧れている反面、嫉妬してしまう』

といったパターン。誰もが一度や二度は感じたことのある感情ですが、こういった感情とどう折り合いをつけていくか、また相手とどのようにコミュニケーションをとるべきかをヨガ講師のYumikoさんにお伺いしました。

「どのパターンにも言えることですが、まずは、“好き”や“嫌い”といった感情は、すべて“心のクセ”と考えてください。ほどんどの人が、過去の様々な記憶や経験の蓄積から同じような状況になったときに、この“好き”や“嫌い”という感情が反射的に生まれます」(Yumikoさん)

「ヨガ哲学では、これを“心のクセ”と捉え、まずはそれに『気付くこと』が大切と考えられています。それに気付かずにこの感情のクセを繰り返していると、この経験が蓄積され、ますますその経験の印象が強くなります。その結果、特に“嫌い”という感情に関しては、同じような状況に遭遇したとき、いつも『嫌だな』という気持ちが反射的に出てしまい、悪循環になってしまうんです」

「そこで、ヨガ哲学ではその“心のクセ”のパターンを一度『断ち切る』という考え方をします」

身近にいる苦手な人には、ヨガ哲学の『逆転の発想』で接してみる

男女で話している様子

新しい人に出会ったとき、『あ、この人苦手だな』と思ってしまったら、まず、これは“心のクセ”だな、と気付く。その後、このパターンを断ち切って新しいパターンにするには?

「たとえば、相手が嫌な印象だったとしても、その人と一緒にいることで嫌な気持ちになるとか、不幸になるとか、そういったネガティブな感情とつなげていかない。それはそれ、と自分と切り分けて考えること。その人が嫌だからといって、その人に自分が影響される必要はないんです」

では、嫌だな、苦手だな、と思うこと自体は、仕方がないことなのでしょうか? 実際、苦手な人を好きになろうとするのは、結構なストレスになります。

「無理をして好きになる必要はありません。ただ、ありがちなのは、嫌だ、苦手だ、と思っている人ほど、ずっとその人のことを考えてしまったりしますよね。普段会わない人ならそんなに気にする必要はありませんが、もし相手が職場の人だったり、よく会う身近な人の場合は、気にしないようにするのもなかなかハード。そんなときは、ヨガ哲学でいう『逆転の発想(プラティパクシャバーバナ)という考え方を試してみるのもおすすめです』

「『逆転の発想』とは、何か負の感情が生まれてしまったときに、真逆の発想や行動でそれを乗り越えていく考え方です。例えば、相手の嫌な態度に対して、これはこの人の一部でしかない、この人の全てではない、と見る角度を思い切って変えてみる。それが出来たら、今度は、あえてその人のために何か行動をしてみる、自分から笑顔で話しかけてみるなど、その人に好意を持っているように接してみるのです」

「好きになろう!と感情で先に思う必要はありません。そういった発想や行動を単純に繰り返すことで、自分自身が徐々に相手を受け入れることが出来るようになりますし、相手の態度も変わってくる可能性があります」

「“心のクセ”のパターンを断ち切るには、こういった『自分自身の見方を変えていく』ということが重要なんです」

“感情”と“自分”を混同しない。ヨガ哲学が教えてくれる、すべての苦しみから解放されるコツ

顔の前で、顔が描かれた紙を持っている

人間関係のお悩みを含め、ネガティブな感情を取り巻くシチュエーションにおいて、ヨガの哲学では『苦しみの原因は5つある』と考えます。

苦しみの原因
  • 無知(自分を本質的な自分ではない他のものと間違って認識している)
  • エゴ、自我意識(私はこうだ、という自分への先入観)
  • 執着(良かった記憶に対する執着)
  • 嫌悪(悪い記憶による嫌悪)
  • 恐怖(何か失うことへの恐れ)

特に、悲しみや苦しみといったネガティブな感情全般は、3の執着(良かったことと比べてしまい、気持ちが落ち込むなど)や4の嫌悪から生まれる“心のクセ”がほとんどだそう。

「ヨガでは本来『自分自身は完全で満ち足りたもので変わることがない』、それとは逆に『感情とは常にコロコロと変わるもの』と捉え、この“自分自身”という存在と、“感情”を完全に切り分けています」

ただ、ほとんどの人は今感じている“感情”=“自分自身”と捉えてしまうため、その感情に常に振り回されてしまいがち。これが、苦しみを生む原因になっている、とYumikoさんはおっしゃいます。

「たとえば、相手から何か言われたくないことを指摘されたとしますよね。それを聞いたときに、ショックを受けたり、傷ついたりする必要はない、ということ。感情で反応するのではなく、その人が言っていることをただ、そのまま受け取ってみる。意外と相手は嫌な意図があって伝えているわけではなく、思った事を伝えてみただけ、ということは多々あります。事実以上に頭の中でネガティブに想像したり、難しく考え過ぎてしまっているのは、結局自分自身だったりするんですよね」

ヨガ哲学流『苦手な人との接し方』おさらい
  • “好き”や“嫌い”といった感情は“心のクセ”と考える。
  • ネガティブな感情が湧いたとき、これは“心のクセ”と気付く。
  • 逆転の発想や自分自身の見方を変えたりすることで“心のクセ”のパターンを断ち切る。
  • “自分自身”と“感情”を切り分けて考える。

***このヨガ哲学の考え方は、何度も繰り返し練習することで身に付いていくもの。即効性はないかもしれませんが、心の良い“クセ”や“パターン”が自然と出てくるようになったら、ほとんどのネガティブな感情から解放され、自分自身が大きく変わっていく気がしました。

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お話を伺った人:Yumiko

FIRSTSHIP講師。年齢に関係なく変化する心と体の可能性に感動、一生ヨガの研鑽を積むことを決意。基礎を大切にした丁寧な教えに定評がある。E-RYT500。実現したいのは、「女性がヨガで輝ける世界」。

http://www.firstship.net/

Yumiko

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