2017.10.17 text by:KOIURA HARIKU
男と女の発散方法は違う……パートナーにストレスを与えないストレス解消法
「楽しいから一緒に乗ろう!」と苦手な絶叫マシーンに乗らされたり、「おいしいよ」と嫌いな食べ物を勧められたり、他人のストレス発散に付き合って自分がストレスを感じたことはないですか? たとえ好意だとしてもそんなことが続けば関係に亀裂が入るはず。特に、男性と女性はストレスの感じ方も解消方法も違うので注意が必要です。今回は2人でできるストレス解消方法を紹介します。
解消方法よりも先に知っておきたい! 男女のストレスに対する意識の違い
性別で分けることはできないので、あくまでも男性的/女性的といった、その人が持っている性質の比較になりますが、女性的な人は誰かとおしゃべりをしたり一緒に出かけたり『共感すること』でストレスを発散するのに対し、男性的な人は自分だけの時間を過ごしたりのんびりしたり『忘れること』でストレスを解消しようとします。
極端な言い方をすると、女性は「誰かと一緒にいたい」、男性は「一人になりたい」と思っているということ。まるで逆なのです。もし、男性がストレスや悩みを抱えていたら、目が合ったときにそっと微笑んであげるだけで十分。女性の場合は「わかるよ」「大丈夫だよ」「頑張ったんだね」と共感してあげると良いでしょう。
共通の趣味を見つける! 男性×女性のストレス解消方法
男女間でだらだらと話しても、悩みは解決しません。(答えがもらえるときは案外サクッと出るものです)。それなら、一緒に楽しめることをしたほうが◎! 夫婦や恋人なら、映画を観たり家具を観に行ったり、『趣味を楽しみたい』と『話したい』というそれぞれの欲求を満たせるものを探してください。もちろん、スキンシップも忘れずに!
もし、友人や仕事仲間なら、趣味を共有するのがおすすめ。ただし、趣味に対しても男女で考え方が違うことがあるので注意が必要です。登山で例えると、男性は山に登るという行為(=道具を選んだり山道を歩きながらルートを考えたりすること)に満足しますが、女性は山に登ったという事実(=山頂からの景色やインスタ映えする写真)に満足する傾向があります。共感できないことも多いかもしれませんが、頂上に立ったときの達成感は男も女も同じなので、お互いの得意なことや不得意なことを理解しながら一緒に楽しみましょう。
男と女のストレス解消のポイント
■ストレスや悩みについて共感を求めない- 話すときは感情的にならず端的に
- 話しても無駄だと思ったら話題を変える
- お互いの好きなものをみつける
- いいところはどんどん褒める
- 興味を持つ
- 否定する
- 無理強い
- 理解してもらおうとする
共通の敵を見つける!? 女性×女性のストレス解消方法
女性同士は、共感することでストレスが解消されます。たとえば、感動の共有。買い物やライブに行ったり大好物を食べ歩いたりして、「いいね」「最高だね」と言い合うだけでも気持ちがスッキリします。
また、ストレスを共有できるのは女性のすごいところ。男同士だと“ネガティイプな共感”は長続きしません(女々しい人はいつまでも引きずるので注意!?)。共通のストレスでネガティブになりすぎないよう、愚痴の最後に「でもいいところもあるよね」「でもこんないいことがあった」とポジティブな意見を口にすると、敵だったはずの存在が少し可愛く思えてくるはずです。このとき大切なのは『共通の敵がいる人=味方』と思わないこと。
女同士のストレス解消のポイント
■ストレスの原因と距離を置く- 家事や育児を誰かに任せる
- ストレスを感じる相手と行動を共にしない
- 愚痴を言い合う
- 一緒に美味しいものを食べる
- 話した内容を口外する
- 一方的に話す
- 否定する
- 自慢する
一緒にリラックスする! 男性×男性のストレス解消方法
男性同士なら、思いっきり笑えるような雰囲気が◎! 例えば、好きなマンガの話や女性がいたらできないような話をしたり、スポーツで一緒に汗を流したり、頭を休ませることが重要です。女性からすると無駄な時間を過ごしているように思えるかもしれませんが、男性にとっては有意義な時間。もしご主人や彼氏が子供みたいなことをしていても「バカみたい」と否定しすぎないようにしましょう。
男性同士のストレス解消のポイント
■ストレスの原因から離れる- 仕事中、行き詰まったときは休憩を取る
- アフター5や週末にちょっと羽を伸ばす
- 一緒に盛り上がれるようなくだらない話をする
- 趣味に没頭する
- 体を動かす
- 話を聞こうとする
- 話を聞かせようとする
- プレッシャーを与える
- 深酒する