アーユルヴェーダでよく使われる基本オイルの作り方

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2017.10.17 text by:MHK.

アーユルヴェーダでよく使われる基本オイルの作り方

アーユルヴェーダに欠かせないオイル。マッサージ用のオイルは身近なものを使って簡単に作れるんです!ここではアーユルヴェーダでよく使われる基本オイル、セサミオイルのキュアリングと保存方法、ギーの作り方をご紹介します。マッサージはもちろん、うがいや料理にも活用できます。マッサージをするときは湯煎して人肌に温めてから使いましょう。

基本のマッサージオイル「セサミオイル」の作り方

アーユルヴェーダで大切なセサミオイル

アーユルヴェーダでは炒っていないゴマの油を使います。白ゴマ油などと呼ばれるもので、ポピュラーなのはスーパーなどで手に入る「太白ごま油」。

作り方は太白ゴマ油を鍋で温めて保存するだけ。この工程を「キュアリング」といいます。一旦温めることで油から不純物が取り除かれ、ゴマが本来持っている熱の質が高まり、皮膚への吸収率も高まりやすくなるといわれています。

また炒っていない生のゴマから作られた油なので、匂いがなく、体に匂いが残るようなこともありません。食用のごま油を使うことに抵抗があるという場合はキュアリング済みのセサミオイルも販売されているのでそちらを活用しましょう。こちらもマッサージ前に湯煎で温めてから使用します。

■セサミオイルのキュアリング方法

■材料

  • 白ごま油(無色透明のもの)500~600ml
  • 温度計
  • 保存瓶(遮光性のあるもの、密閉タイプが◎)

■作り方

  • 白ごま油を鍋に入れ、弱火で温める。
  • 白ごま油が90度になったら火からおろし自然に冷ます。110℃まで上がらないように気をつける。
  • 保存瓶に移し、しっかり蓋をして完成。冷暗所で保存し2ヶ月を目安に使い切る。

使うときは必要な分だけ別の容器に移し替えて

作る際、油はすぐに温まるので温度が上がりすぎないように注意しましょう。セサミオイルを温めるには、保存ビンから適当な量を小さなボトルに移し、ボトルごと湯煎して人肌になるまで温めます。ニキビや吹き出物がある場合、悪化させることはありませんが炎症や膿を持っている場合はオイルが付かないように注意しましょう。

積極的に体に取り入れたい、バターから作る万能オイル「ギー」

アーユルヴェーダの万能オイルギー

ギーはバターから不純物を取り除いて純粋な油にしたもの。酸化しにくく日持ちするうえ、多めに摂取してもコレステロールが上がらないのが特徴。どのドーシャ(※)も沈静させて消化力を高めてくれるほか、加熱に強いので料理に活用できます。最も手軽なのは飲み物にプラスする方法。白湯やホットミルクなどに小さじ1杯加えて飲むと、便秘解消に効果的といわれています。またマッサージオイルや目のケアとしても有名。毒素を排出してくれるオイルなので、肌の若返りやトラブルに効果があるといわれています。

※アーユルヴェーダにおける生命エネルギーを差し、人には3つの性(体)質があると言われています。

■ギーの作り方

■材料(出来上がり約270ml分)

  • 無塩バター 300g
  • 木べら
  • ボール
  • ザル
  • キッチンペーパー
  • 保存容器

■作り方

  • 無塩バターを鍋に入れて、弱火で少しずつ溶かす。
  • 焦げないように注意しながら、完全に溶けたら中火にする。温度が100~110℃になると細かい泡が出てくる。かき混ぜたりせずそのまま放置する。
  • さらに加熱を続けるとバターの水分が蒸発し、大きな泡に小さな泡が混じった状態になってくる(120℃)。
  • 色が黄金色に変化したら火から下ろす。火から下ろすタイミングが遅くなると焦げてしまうので注意。
  • キッチンペーパーでこし、保存容器に入れる。保管時は冷蔵庫へ。6ヶ月を目安に使い切る。

ギーを精製して作られる万能薬「シャタ・ドゥルタ・グルタ」

さらにギーを水で練ることで精製した「シャタ・ドゥルタ・グルタ」というスキンケア用に作られたクリームもあります。サッパリとした使用感で、肌の万能塗り薬として、吹き出物、潰瘍、ヘルペス、傷、アレルギー性湿疹など、肌のあらゆるトラブルに効果があるといわれています。

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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