2017.10.26 text by:富永明子
マインドフルネス瞑想の効果って? 不安が減って幸せな気分が続きやすいって本当?
「マインドフルネス」というキーワードが広まり、「瞑想の時間を持つと、心穏やかになるらしい」ことは、なんとなく知っている人も多いでしょう。でも、マインドフルネス瞑想で具体的にどんな気分を得られるのでしょう? 不安になりやすい、イライラすることが多いなどストレスを抱えた人にこそおすすめな、マインドフルネス瞑想の効果を教えます。
負の感情にとらわれがちな人ほど、マインドフルネスが必要
今さら気に病んでも仕方がないとわかっていても、過去を振り返ってくよくよしてしまう。嫌なことが頭をぐるぐると巡り、わざわざ考えたくないのに止まらない。未来のことはわからないのに、想像して不安を募らせる。そんな思考にとらわれること、ありますよね?
そういったネガティブな思考で頭の中がいっぱいになっていると、「今この瞬間」に自分が何を感じているか、自分の心の中にある本当の気持ちがつかめなくなります。つまり「本来の自分」が持つ軸が、わからなくなってしまうのです。そんな人にこそ、マインドフルネス瞑想が必要です。
マインドフルネス瞑想は日常生活に、簡単に取り入れられる!
過去でも未来でもない「今、ここにある私」に意識を向けるための、瞑想を主としたトレーニングがマインドフルネス瞑想です。姿勢を正し、自然な呼吸を意識する時間を繰り返すうちに、頭をよぎる雑念や不安を追い払い、静かで落ち着いた心を手に入れることができるのです。
マインドフルネス瞑想は、できるだけ静かな場所で行うのがベターですが、慣れてくれば電車のなかでも、食事中でも、踊りながらでもおこなうことが可能。椅子に座ったり、ベッドに寝転んだり、楽な姿勢で行うことができる、気軽に始められるものなのです。
マインドフルネス瞑想で、幸せ気分が続く理由とは
では、瞑想によって「幸せな気分が続くようになる」とは、具体的にどういうことなのでしょうか。
瞑想によって、心の中にうずまく不安やイライラなどの負の思考が鎮まると、本来のあなたが抱いている感情や感覚に気づけるようになります。自分に対して素直になれるので、自己肯定感が高まります。それによって、他人も広く受け入れられるようになり、思いやりのある人間関係を築けるでしょう。
嫌なことや不安があっても、瞑想することで「ストレスにとらわれていない時間」が作れるので、嫌なことにとらわれず、流すことができるようになります。瞑想を重ねるうちに、同じようなことが起きても、以前より気にならなくなった自分に気づくはずです。
瞑想により姿勢がよくなって、活力がアップする効果も!
瞑想を続けることで、ほかにも嬉しい変化があります。それは体の軸もまっすぐに整い、姿勢がよくなって、歩く姿や座る姿が美しくなること! さらに、瞑想することで脳内ホルモン「セロトニン」が増えるとも言われています。セロトニンは別名・幸せホルモンと呼ばれ、多く分泌されると心が落ち着き、満足感や充足感を得やすくなります。
ストレスや不安から解放され、穏やかな気持ちを手に入れることで、幸せ気分が持続するマインドフルネス瞑想。一度、試してみませんか?
Tonoel編集部
Tonoel編集部はヨガスクールのFIRSTSHIPと連携し、ココロとカラダを心地よく調和させるヒントとなる情報を調査・編集の上、お届けしています。