心を空にして自分と向き合えば毎日が満たされる。マインドフルネスをヒマラヤ大聖者から教わる本

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2017.10.27 text by:水谷 花楓

心を空にして自分と向き合えば毎日が満たされる。マインドフルネスをヒマラヤ大聖者から教わる本

世界中で注目されているマインドフルネス。「今この瞬間」を意識することで、集中力が高められるというものですが、さらに精神性を重視した「ヒマラヤ瞑想」が最近話題です。一体どんなもので、どのような気づきが得られるのでしょうか? それを知るためのおすすめ本がこちら。ヒマラヤ瞑想の指導者・相川圭子さんの著書『ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス』をご紹介します。

心が浄化され、本当の自分が目覚める「ヒマラヤ瞑想」

「ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス」の表紙

著者の相川さんは、5000年以上前から伝わるヨガの真髄「ヒマラヤ秘教」に魅せられ、長年修行を積んだ結果、2000万人いる修行者の最高峰「シッダーマスター」として認められました。なんと、シッダーマスターは現在世界で2人しかいないのだとか。

そんな相川さんが指導するヒマラヤ瞑想は、テクニックよりも精神性を重視しているのが特徴です。肉体の5つの元素(空風火水地)を清めてバランスを取り、さまざまな執着や欲望に翻弄されている心を浄化して手放し、ノーマインドにしていくことを目指すのだそう。そして、過去にも未来にもとらわれず「今」に意識を向けることで、集中力が高まり、雑念でいっぱいになりがちな頭の中が次第に整理されていくという瞑想法です。また、ヒマラヤ瞑想を続けていると、自分の体を丹念にチェックするので、体の変化や違和感にいち早く気づけるようになり、健康面でもメリットがあるそうです。

「人はごみを溜めながら生きている」など、胸に響く言葉の数々

短いコラムで構成されている本書には、格言ともいえる気づきの言葉が散りばめられています。たとえば、「人はごみを溜めながら生きている。どんなに大切にしていても、外側から集めたものはいつか手放すときが来る」。私たちは、常に刺激を求め、一時の幸せのために、欲しい物を次々と手に入れようとします。でも、どんなに高級な洋服も立派な家も、外側から補ったものは死んだときに持っていくことができません。また、そのとき必要であっても、用が済むとごみになるものがほとんどなのに、手に入れないと心が納得できない。そんな、あれもこれもという欲や執着、つまり心のごみを拭い去り、今の自分自身に目を向けて浄化させましょう、という教えです。

ほかにも、相手を気づかっているふりをして、本当は自分の得になるためにしている行為ではなく、見返りを期待せず相手のことを思ってする行為こそが大切だという「“気”を使うのではなく、“愛”を使う」。自分自身と向き合ったとき、つい自分を否定してしまう人は多いけれど、自分を許し、あるがままを受け入れることが大切だという「欠点を分析するのではなく、自分を許し、信じ、愛す」など、ハッと気づかされる言葉の数々が紹介されています。

今すぐできるヒマラヤ瞑想プラクティスでマインドフルネスを体感!

最後の章には、ヒマラヤ瞑想の練習法も紹介されています。あぐらをかいて目を閉じ、外の音に耳を傾け、体の各部分に意識を向けて感謝する。自分の中の静けさを感じリラックスし、全身に満ちていくエネルギーを感じるという、ほんの5分間のプラクティスです。毎日続けていくことで、次第にマインドフルネスな自分へと変わっていけるでしょう。

また、多くの悩みを抱える人に向けて、具体例を挙げながら解決策も示唆してくれています。たとえば、部下の正しい育て方、瞬時に苛立ちを鎮めるコツ、夫婦円満の秘訣、恋の悩みを断ち切る方法など、最後まで読み終えたとき、何かしら今の自分に活かしたいヒントが見つけられるかもしれません。

ふとしたとき、偶然開いたページに書かれた言葉を読むだけでも十分癒される、そんな心が緩んで解放され、満たされていくような一冊です。

「ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス」

著者:相川圭子
出版社:幻冬舎

http://www.gentosha.co.jp/book/b10686.html

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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