幸せな気分とキレイをくれる、スーパーエナジーフード。栄養たっぷり!あったか“カカオ”レシピ

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2017.10.31 text by:Kei Yoshida

幸せな気分とキレイをくれる、スーパーエナジーフード。栄養たっぷり!あったか“カカオ”レシピ

最近フード界でもビューティ界でも、カカオに注目が集まっているのをご存知ですか? チョコレートの原料として知られるカカオは、実はものすごいパワーを秘めたエナジーフード。そのパワーの秘密と、簡単で美味しいカカオレシピをアーユルヴェーダ・セラピスト&カウンセラーの池田早紀さんに伺いました。

“ポリフェノール”でアンチエイジング、“テオブロミン”でほんのり幸せ!

カカオの写真

はるか紀元前の昔から、不老長寿、滋養強壮の食べものとして珍重されてきたカカオ。カカオが持つ“ポリフェノール”によって、活性酸素とその働きを抑える抗酸化作用、ストレスへの抵抗力を高める効果、冷え性改善効果など、その美容・健康効果は絶大です。

「中でもカカオにしか含まれていない注目の栄養素が“テオブロミン”です。テオブロミンの語源は、カカオの学名、テオブロマからきています。これはギリシャ語でTheo=神の、broma=食べ物という意味。古代メキシコのアステカ帝国では貨幣と同等の価値を持つ非常に高価なものでした」(池田さん)

当時の王族や貴族たちは、発酵、乾燥させて炒ったカカオ豆をペースト状にし、バニラや胡椒などのスパイス、トウモロコシの粉などを加えたものを水かお湯に溶かして飲んでいたそうです。

テオブロミンは、自律神経を調整することによるリラックス効果が期待でき、香りが大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高めます。またカカオの香りからは幸福感をもたらす効果のあるエンドルフィンというホルモンが放出されるなど、様々な働きがあります。

「テオブロミンがもたらす幸福感は、一時的な興奮状態や多幸感とはまた異なる、心の奥からじんわり満たされるような、ほんのりとした幸せ感なんです」

「ここ数年、ハイカカオのチョコレートが人気だったり、ビーン トゥ バーが流行ったりしていますね。これはやはりカカオの持つ『食べて幸せ』という感覚が大きいと思うのです。単に体に良いだけのご立派な食べ物というだけじゃなく、“幸せになること”が科学的にも証明されているところが、なんだか魅惑的ですよね!」

ただ、チョコレートには砂糖も含まれていて、緊張を緩和するリラックス効果もあるのですが、同時に中毒作用や、体を冷やす作用などの弊害もあります。

「その点ピュアなカカオはその一歩奥に進んだ、人間にとってもっと本質的に心地の良いもの。砂糖は使わず、純度100%のカカオパウダーを飲みものに入れるなどして、積極的に取り入れてみていただきたいです」

栄養たっぷりのパワーフード、カカオはアーユルヴェーダ的には消化力を必要とする消化重性の食べ物。ため込む冬の時期に向けて消化力が安定するこの時期は、カカオを摂り始めるのに適した季節でもあります。

「キレイになりたい、体にいい、ということも大切ですが、やっぱりせっかくいただくからには“美味しい”と感じられることが一番ですよね」

ということで、今回、池田さんからおすすめのカカオレシピを2つご紹介していただきました。とっても簡単なので、これを機にぜひカカオの美味しさを堪能してくださいね。

ギー&スパイス効果で代謝が上がる! アーユルヴェーダ風「本格ショコラトル」

アーユルヴェーダ風「本格ショコラトル」の写真

代謝を高めてくれるギーと体を温めるスパイスがたっぷり入ったショコラトルです。きな粉とねりごまが入っているので満足感もあり、小腹が空いた時にもぴったり。スパイスはすべて入れなくてもOKですが、種類がいろいろと入っていた方が味に深みが出るのでオススメです。

■材料(マグカップ1杯分)

  • カカオパウダー 大さじ1
  • きな粉 大さじ2
  • メープルシロップ 大さじ1
  • ねりごま 小さじ1
  • ギー 小さじ1
  • ツメグパウダー/シナモンパウダー/カルダモンパウダー/チリパウダー/ブラックペッパー/岩塩 それぞれ適量
  • お湯 適量

■作り方

  • 材料を全てマグカップの中に入れる
  • お湯を少しずつ注ぎ、よく練るように混ぜて完成

朝から体がぽかぽかに! 冬にぴったり「甘酒ショコラのオートミールポタージュ」

「甘酒ショコラのオートミールポタージュ」の写真

冬はカパ(※)が強いため体が重たくなりやすい時期。ヴァータ(※)を上げる、軽い質を持つ食べものを摂ることで体を整えることができます。
オートミールはまさにぴったりの食材。1日を軽やかにスタートさせるためにもぜひ朝食にどうぞ。甘酒はお米と米麹だけで作られたものを選びましょう。カカオと合わせることで濃厚なチョコレートのような味わいが楽しめますよ。

※インドの伝承医学、アーユルヴェーダにおける3つの生命エネルギーの1つ。カパは水や地などの性質を持つ重たく湿ったエネルギー、ヴァータは空や風の性質を持つ軽く乾燥したエネルギーと言われています。

■材料(1人分)

  • かぼちゃ 1かけ(10〜50g)
  • 甘酒 200cc
  • オートミール 大さじ2
  • カカオパウダー 大さじ1
  • アーモンド 2〜3粒
  • 塩 少々

■作り方

  • かぼちゃをさいの目に切ってラップに包み、レンジで温める(600W約1分)
  • 小鍋に甘酒、オートミールを入れて火にかけ、沸騰したら火を止め器に注ぐ
  • カカオパウダーを加え、よく混ぜる
  • 砕いたアーモンドとやわらかくなったかぼちゃを乗せ、お好みで塩を少々ふりかけて完成

photo / Takeshi Sasaki

お話を伺った人:池田早紀(いけだ・さき)

上智大学教育学科在学中にダブルスクーリングで、日本アーユルヴェーダ・スクールの本科一期生入学。ホリスティック医療としてのアーユルヴェーダの勉強を開始。その後フィンランドやマレーシア、北京など世界各地の伝承医学を学んだのち、カウンセラー&セラピストとして独立。現在は日本各地でのイベントやセミナー、料理家とのコラボレーションなど幅広く活躍中。環境保全とアマゾン・カカオに関わるNPO法人クルミン・ジャポンの国内担当。2児の母でもある。

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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