アーユルヴェーダのオイルマッサージ、セルフアビヤンガ

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2017.11.23 text by:MHK.

アーユルヴェーダのオイルマッサージ、セルフアビヤンガ

アーユルヴェーダのマッサージは、ドーシャ(3つの生命エネルギー)ごとにケア方法が異なり、体の不調とその時のドーシャに合わせて対応する部位を刺激することでバランスを取っていきます。全身マッサージも部分マッサージも、その日の体調、1日の時間帯、季節などにも合わせてマッサージする部位を変えるとより効果)的。秋から冬にかけておすすめのオイルを使ったマッサージ「アビヤンガ」をご紹介します。

セルフアビヤンガを効果的にスムーズに行う方法

オイルマッサージをしている様子

1:必要量の白ごま油(キュアリング済みのもの)をボトルに入れ湯煎で温める

2:部屋を暖かくする

3:ゆっくりオイルマッサージ

4:オイルを塗ったまま15分前後休息する

5:シャワーで全身のオイルを洗い流す

マッサージを始める前に装飾品は外して、部屋をあたたかくします。手が冷たい場合はお湯などで温め、手にオイルをつけたら必ず手のひらでこすりあわせてなじませます。全身のマッサージで使う量はオイルを塗ったあとの肌がしっとりするくらいが目安。不快に感じたりベトベトするようなら多すぎなので減らしましょう。全身で大さじ2杯くらい(30~40ml)の量から始めるとよいでしょう。アビヤンガの場合は、それほど多くのオイルを必要とはしません。サロンなどで見かける額にオイルをたっぷりたらす方法は「シロビヤンガ」と呼ばれるマッサージ法です。

最も効果的な部位は「頭皮」。ヴァータが静まり心が落ち着きます

髪のマッサージをしているところ

アビヤンガでマッサージしたい部位は頭、耳、足裏。中でも頭部は効果が大きいといわれています。マッサージの方向は、体の中心部から末梢部へ行うのが基本。頭、首、肩と上から下へ、各部位は心臓の近くから遠くへ向けてマッサージします。一般的なマッサージのように揉んだり強く押し上げたりする必要はありません。さする、なでる、ゆっくり押すなど、オイルを浸透させるイメージで行います。間接部は円を描くように軽く擦るようにするとよいでしょう。またマッサージの最も効果的な時間帯は朝。スロータス(体の中の管)が広がっていてデトックス効果が高い時間帯といわれています。

こんな体調とのときのオイルマッサージは要注意

疲れている様子の女性の写真

  • 熱があるとき
  • 皮膚に炎症があるとき
  • ケガをしているとき
  • 病気のとき
  • 消化不良のとき
  • 全身がだるいとき
  • 妊娠しているとき
  • 生理のとき
  • 満腹のとき

マッサージは空腹時に行うのが基本です。食後は2時間以上たってから行いましょう。皮膚の炎症やケガをしている部位は避けるようにします。また体調がすぐれないときも無理は厳禁。特に生理中などは皮膚が過敏になっている場合もあるので、生理が始まってから3日間は控えましょう。熱がある病気の場合は、体の中で自然な浄化が行われている状態なので控えます。また妊娠中、重い病気、慢性病がある人は前もってかかりつけの医師に相談してから始めましょう。

カパが乱れているときはガルシャナ(乾布摩擦)から始めるのがおすすめ

乾布摩擦をしている様子

乾いた布で皮膚をこする「ガルシャナ」は、水のエネルギーを調整するケア方法です。カパが乱れている(増えている)状態でオイルを使ってしまうと水の性質を過剰に増やしてしまう原因に。まずはオイルなしで各部位を丁寧にこすり、冷えて湿った皮膚を温めます。シルクの手袋で行うのがベストですが、リネンやコットンなど体にやさしい天然繊維でもOK。首から下の部位を上から下に、下から上にの順番で。お腹回りは円を描くようにこすります。ガルシャナでカパが整ってからアビヤンガに進むとよいでしょう。

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