風のエネルギーと空のエネルギーを持つ、アーユルヴェーダ“ヴァータ体質”の食事法

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2017.12.6 text by:MHK.

風のエネルギーと空のエネルギーを持つ、アーユルヴェーダ“ヴァータ体質”の食事法

アーユルヴェーダでは、人の体質を大まかに“ピッタ”、 “ヴァータ”、“カパ”の3つに分けて考えます。そして、その体質や体調によって、適切な食事法があることを知っておくことが大事です。というのも、食べ物の消化吸収には個人差があり、代謝量も異なるから。痩せ型で肩幅・腰も細く、冷え性であまり汗をかかず、肌も乾いているヴァータ体質の人は、決まった時間に規則正しい食事をとることが大切。また消化力が弱いので、調理法や食べ方にも心配りが必要です。

ヴァータを整える食材とNG食材、そして消化力を乱さない調理方法

様々な野菜が入ったサラダの写真

ヴァータ体質の人の特徴は、外見的には痩せ型で華奢です。足は長く細いことが多く、全体的にゴツゴツした印象。肌も髪も乾燥しやすく、冷え性の傾向も。睡眠が浅く、音のうるさいところでは眠れないので、不眠症になりがち。便秘傾向にあるということも特徴です。

そんなヴァータ体質の人が、体のバランスを整える食事を摂る上で大事なのは、甘味、酸味、塩味。甘味でエネルギー補給、酸味で消化を助け、塩味で体の保湿を助けます。温かく、適度な油分と湿り気のある食べ物を積極的にとりましょう。

やわらかく炊いた玄米や肉、大豆・豆腐製品やあらゆる油、白砂糖以外の甘味も体調を整えるのに効果的です。食べ物だけでなく、調理法にも気を付ける必要があるのがヴァータ体質の特徴。消化力が弱いので生ものはできるだけ避け、食材は蒸したり油で炒めるなど必ず火を通し、温かいうちに食べるなどした方がよいでしょう。

一方でよくない食材は冷性・乾性の食べ物。生野菜やシリアル、ドライフルーツはNGです。カフェインなどの刺激物にも弱いので注意が必要です。

ヴァータ体質の人が積極的にとりいれたい食材

ハーブティーと、ハーブの写真

■果物:甘くて酸っぱいもの、こってりしたもの、杏、アボカド、バナナ、木いちご、チェリー、ココナッツ、生のイチジク、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、メロン、パパイヤ、桃、パイナップル、プラムなど

■乳製品:温めた牛乳、バター、バターミルク、カッテージチーズ、ギーなど

■甘味料:黒糖、てん菜糖、生ハチミツなど、グラニュー糖や精白糖を除く全般

■野菜:加熱した野菜、アスパラガス、ニンジン、コリアンダー、ニンニク、ネギ、オクラ、サツマイモ、カボチャ、ホウレンソウなど

■豆類:ムング豆、大豆製品(豆腐、納豆、投入など)、赤レンズ豆など

■ナッツ類:アーモンド、黒くるみ、カシューナッツ、ココナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなど

■肉魚類:鶏肉、牛肉、卵、魚介類など

■飲料:カモミール、レモンバーム、ローズヒップ、ジンジャーなどのハーブティー、白湯、酸味のあるフルーツジュースなど

■油:ごま油、ギー、オリーブ油など

■穀物:パスタ、玄米、もち米などは昼食に摂る場合はOK、小麦、ライ麦、調理したオーツ麦など

食べ歩きや急いで食べるなど、落ち着いた状態を乱すのは御法度

食事をしている女性の写真

乾燥、軽さ、冷性、動性など風の持つ特徴を有するのがヴァータ。身体のバランスが崩れると、見た目は痩せて肌は乾燥気味になり、気分が変わりやすいなどの症状が表れます。落ち着いた状態で規則正しい時間に食事をすること、乾物や冷たい飲み物を控えることが大切です。不規則な時間の食事、食事を抜くとヴァータを悪化させてしまいます。食べることや眠ること、疲れたときの休息、排泄など、体の自然な欲求を抑圧することもよくありません。また1日のうちで2~6時、14~18時がバランスを崩しやすい時間帯。季節の変化にも弱く、特に秋はバランスを崩しやすくなるので注意しましょう。

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