ヨガインストラクターが教える健康美の秘訣

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2018.1.19 text by:Tonoel編集部

ヨガインストラクターが教える健康美の秘訣

ダイエットするのに運動は必須! それは分かっていても、なかなか実行できないという人は多いのではないでしょうか。失敗を繰り返しては、落ち込むようなダイエットは卒業して、健康的で美しい体を手に入れるための秘訣を、アメリカでのヨガ体験を生かし、インストラクターとして活躍するMiwaさんに伺いました。

数字に一喜一憂しないことが大切

写真:ダイエットについて語るMiwaさん

―Tonoel編集部(以下T)
まず、ダイエットが成功しないという悩みをよく聞きますが、ずばり成功の秘訣はなんだと思いますか。

―Miwaさん(以下M)
ダイエットをする時に大切なことのひとつが、数字を見ないことです。体重や体脂肪率といった数字にとらわれて一喜一憂してしまうと、かえって心が乱れてしまうことがあります。ですから数字が減ったかどうかではなくて、見た目が痩せたか、きれいになったかを重視したほうがいいですね。

―T
確かに、体重が減ったからといって、体が美しくなるとは限らないですもんね。

―M
そうです。きれいな体イコール体重が少ないではなくて、引き締まった体なんです。体を引き締めるには、短い時間でも正しいやり方で体を動かすことが大切です。使われるべき筋肉が使われ、正しい動きができると体が引き締まるだけでなく、姿勢が良くなったり、歩き方がきれいになったりして、身のこなしが美しくなります。

ちょっとくらい太っていても体全体が締まっていて所作が美しい人と、ガリガリに痩せているけれど姿勢が悪い人では前者のほうが美しく見えるんじゃないでしょうか。人からどう見られているかを、気にし過ぎるのはよくないですが、きれいになりたいならば、数字にとらわれない広い視点も大事ですね。

モチベーションを維持するためには目標を定める

写真:ダイエットのモチベーションを維持する方法について語るMiwaさん

―T
とはいえ、目に見えて体が引き締まるほどの運動をするのは、なかなか難しいと思うのですが何かコツはありますか?

―M
ヨガスクールの生徒さんにもよく言うんですが、何か目的を持つことです。人間は自分自身の中で目的が不明確だと「やらされてる」と感じてしまいがちです。ですから、継続するためには「何のためにやっているのか」という具体的なゴールを持つことが大事です。いつまでにこの服が着られるようになるとか、何でもいいんです。

私もどんなに小さくても常に目標を持つようにしています。たとえば通勤時の歩き方を意識を向けることです。ただなんとなく歩くのではなく、自分は太ももを使って歩いている、お尻をヒップアップさせるために大臀筋を意識して歩いているなど、ボディメイクする上で気になるポイントを「歩く」という動作の中で改善していこうとしています。

―T
目標を持ったら、体は毎日動かしたほうがいいんでしょうか?

―M
もちろんそれが理想ですが、絶対に毎日やらなければいけないということではありません。ヨガならば週に2、3回はやるといいとは思いますが、だらだらとした運動を毎日するのと、正しい体の使い方を意識し、集中して週に1、2回やるのでは、きちんと意識した運動のほうが効果もあると思います。あとは、運動はしなくても、毎日の生活の中で、自分の体に少しでもいいので意識を向けるといいと思います。

たとえば、電車に乗っている時の立ち方とか、デスクワークの時の座り方など、気づいたら体に意識を向けるといいんじゃないでしょうか。

美しい体を手に入れるために日常生活に取り入れたい動き

写真:笑顔で話すMiwaさん

―T
電車に乗っている時や、デスクワークの時にどのようなことを意識すればいいですか?

―M
電車の中で吊革に掴まって立つ時、大抵の人は膝をぐっと突っ張って重心を前にかけていると思います。でも、それでは膝に負担がかかるだけです。そうではなくて、膝を突っ張らないように意識して電車の揺れに身を任せるようにして立ってみてください。そうすると、電車が揺れた時に、どこに力が入っているか意識すると気付くことがあるでしょう。そこに自分の体のクセを見つけるヒントがあります。

あと、よく正しい座り方として「腰を立てる」という言葉を聞いたことがあると思います。でも、慣れない人が無理に腰を立てようとすると、腰や背中を痛めてしまうことがありますから、注意が必要です。それよりも「太ももの付け根を縮める」と考えると、上手に腰を立てることができます。

写真:椅子に座るMiwaさん

Miwaさんが手を添えている部分をぎゅっと縮めるイメージで座る

ーM
階段を上がる時も、足の付け根を縮めるようにすると、太ももが上がって、インナーマッスルが鍛えられますから、代謝が上がります。このように、日常生活で機能的に体を動かすことで、引き締まった体を作ることはできると思います。

デスクワークをしていても、気づいた瞬間に座り方を意識することは「気づけた」という成功体験です。そういう体験を繰り返して、いつのまにか自然にいい座り方ができるようになるのが理想ですね。

―T
それならば、運動が苦手な人でも続けられそうですね。

―M
あとは腕を上げる動きもおすすめです。日常生活の中で、両手を頭の上に上げることってほとんどないんですよ。手を上げない生活をしていると、両脇や背中の筋肉が縮まってしまい、後ろ姿に影響します。縮こまってしまった後背筋は、両腕を上げることで伸ばすことができるんです。朝起きた時に伸びをすると、ほんのちょっとですが代謝も上がります。

このように、普段あまりしない動きを、1日1回でも取り入れることで、体のバランスが整って美しい体に一歩近づくんじゃないでしょうか。

小さな成功体験の積み重ねが大きな目標を実現する

写真:トレーニングを行うMiwaさん

―M
もうひとつ大切なのは、小さな成功体験を積み重ねることです。たとえば、10個入りのチョコを買ったとして、いつもは一度に全部食べてしまうところを8個しか食べないようにする。そこで「チョコを食べてしまった」と罪悪感を抱くのではなく「2個残せた」とポジティブに考えるようにすればいいんです。デスクワークの途中に姿勢を意識することができた、通勤途中で自分の体に意識を向けられた、チョコを2個残せた。そんな「今日もできた!」という小さな成功体験の繰り返しが、いずれは大きな成果に繋がるんです。

―T
そんなちょっとのことで、きれいな体になれるの? と思ってしまいますが、やはり続けることが大事なんですね。

―M
最初に言ったように目標を持つことは大事です。でも、目標が高すぎると挫折しやすいということはあると思います。ヨガの魅力のひとつに、「ものの選び方が変わる」ということがあります。私はヨガを通して、たくさんの選択肢の中から、自分にとって必要なものを選びとることができるようになりました。筋トレをしていて、もっときつい負荷をかけたいと思っても、その時の自分の体力や体のコンディションに合わせて、ベストな動きを選ぶことができる。それが体にとっては一番いいことなんです。人によってベストな運動は違いますし、最終的には自分の心と体の状態をよくするというのが健康で豊かなライフスタイルをおくることにつながります。そういう考え方で、運動を取り入れていくことが、挫折せずに健康的な体を手に入れる秘訣なのではないでしょうか。

***せっかく理想の体重になっても、無理な食事制限で心がギスギスしたり、栄養不足で肌がガサガサになったりしたのでは、何のために努力をしたのかわかりません。目先の数字にとらわれるのではなく、バランスのとれた健康的で美しい体を手に入れることが、本当の意味でのダイエットと言えるのではないでしょうか。

photo / Yoshinaga Kazuhisa

お話を伺った人:Miwa

FIRSTSHIP講師。ヨガインストラクターとしてレッスンをするほか、新人インストラクターの指導も担当。ヨガの学びをライフスタイルに活かせるよう分かりやすく伝え、生徒から支持を得ている。全米ヨガアライアンスRYT500のほか、マタニティヨガ指導者、ヨガセラピー指導者、陰ヨガ指導者、リストラティブヨガ指導者の資格を保有。ヨガのほか、ファンクショナルトレーニングにも関心がある。

http://www.firstship.net/

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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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