食べて綺麗に!健康に!10種以上の漢方が入ったシンガポール肉骨茶とは?

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2017.6.29 text by:Kei Yoshida

食べて綺麗に!健康に!10種以上の漢方が入ったシンガポール肉骨茶とは?

シンガポールの街中やフードコートでよく目にする「肉骨茶」の文字。これ、バクテー、と読みます。ボリュームたっぷりの骨付き肉入りが、ヘルシー食とは思えない迫力のルックス! そんな現地の人々のソウルフードを化学調味料(MSG)不使用で再現した、日本初のシンガポールバクテー専門店にお邪魔しました。

骨付き肉の栄養が溶け込んだパワフルメニューが元祖

肉骨茶の食べ方が書かれた紙の写真

バクテーは1950年代、中国からシンガポールへ渡ってきた肉体労働者たちの朝食として誕生しました。元々は、牛を解体した後に残る肉片のついた骨をスープとして煮込んでいたものが発祥とされています。

その美味しさと栄養価の高さでスタミナ食として全土に広まったのち、いつしか骨付き豚肉をスパイスと漢方、ニンニクたっぷりのスープで煮込んだスタミナ食にアップグレードされたものがベーシックなスタイルに。今ではすっかりシンガポールを代表するローカルフードとなりました。

ちなみに、バクテーはマレーシアにもあり、そちらは中国醤油と熟地黄という漢方を煮出した黒っぽいスープで「黒バク」と呼ばれています。シンガポールバクテーは白っぽいスープが特徴で通称「白バク」。見た目も味もかなり違いますが、どちらもスパイスと漢方が効いた、栄養たっぷりのスタミナ食であることには変わりありません。

化学調味料無添加にこだわった、安心できる“現地の味”を届けたい

新嘉坡肉骨茶(シンガポールバクテー)」の看板

そんな白バクことシンガポールバクテーが食べられるのが、東京・赤坂に今年4月にオープンしたばかりの専門店「新嘉坡肉骨茶(シンガポールバクテー)」。

現地で食べたその味に惚れ込んだというオーナーが、開発チームと200〜300軒のバクテーを食べ歩き、ついに理想の味に遭遇。美味しさはそのままに、国産原料の使用と化学調味料不使用にこだわったのがこのお店なのです。

新嘉坡肉骨茶(シンガポールバクテー)の肉骨茶満喫セット

バクテーの特徴はというと、旨味がギュッと詰まったパンチのあるスープに、甘みのあるジューシーな豚肉。ほろほろと口の中で溶けるタイプではなく、食感はしっかり。ごろごろニンニクと香り高い胡椒、漢方の風味が程よく効いて、食べているうちに体はぽかぽかに。メニュー開発に携わった料理研究家の石井秀代さんにも、その魅力をうかがいました。

「現地のバクテーは、本当に美味しいんです。食べるとかなり元気になります。ご飯やミーソアと呼ばれる細麺、または揚げパンと一緒に食べるのが一般的なのですが、その食べ方も私たち日本人に合っている。この味と栄養たっぷりのスープを、ぜひ日本の皆さんにも知ってほしい! と思いました」

栄養たっぷりで元気をくれる健康食であることは間違いないものの、現地のレシピをそのまま持ってくるわけにはいかないワケが。

「現地のお店では、残念なことにほとんどのお店が化学調味料を使っているんですよ。せっかく体に良いメニューなのに、それではもったいないねと」

かくして、化学調味料を使わずに、現地の味をそのままにという無理難題のレシピ開発がスタート。

「2ヵ月に100㎏以上のスペアリブをかじりました(笑)」と石井さんがおっしゃるように試行錯誤を重ねに重ね、ついに3年後、漢方・スパイスを含め、全国から集めた厳選素材を使った門外不出のレシピが完成したのです。

漢方&スパイスのチカラが凝縮。これ一食で元気がもらえる!

シンガポールの名物料理「肉骨茶」

豚の栄養が溶け込んだ秘伝のスープには、八角、西洋当帰、桂皮を始め漢方を10種以上配合。

「その時々にベストなものになるよう、漢方の内容や配合量は季節ごとに微調整しています。たとえば今みたいなジメジメとした季節は空気が停滞してバランスが悪くなりがち。どんよりとして、むくみも出やすい。カラダが楽になるように、発汗・利尿作用が発揮されるような配合に」

ちなみに八角は胃腸の働きに、当帰は生理痛や生理不順など女性ホルモン系に、桂皮は老化防止にそれぞれ効能ありと言われています。

「味をしっかりと感じられるので、スープを全部飲み干したら塩分の摂り過ぎ? と思われる方も多いですよね。でもこのスープこそが、元気の源。全部飲んでいただきたいので、塩分濃度の管理はしっかりしています」

「日本人の舌は旨味を感じやすいという利点を生かし、出汁やスパイスから旨味をたっぷりいただいて、塩気に頼らず味を入れているんです」

結果、味噌汁よりも塩分濃度が低いという滋味深い絶品スープを実現。煮詰まって濃度が変わってしまわないように、10杯に1回は味を見ているそう。

「お肉の食感にもこだわりました。スープで柔らかく煮込んでいますが、しっかりと肉感は残っている。現地の人にも人気があるのはこういうプリプリっとしたタイプ。これもうちのバクテーの魅力のひとつだと思います」

ハイスペックなファストフードで美味しくカラダをリセット

減肥茶(中国茶)

気軽にシンガポールバクテーを食べて欲しいという思いから、メニューはごくシンプル。メインは、骨付き肉入りのバクテーか、食べやすい豚バラ(骨なし)バクテーの2種類。

セットは、そのどちらかにサイドメニューでライスか揚げパン、麺のいずれかをプラスした「肉骨茶セット」1,050円(税込)、もしくはサイドメニューのうち三つがミニサイズでついてくる「肉骨茶満喫セット」1,380円(税込)。

どれもとっても美味しいですが、特に春菊はさっぱりとした独特のほろ苦さが相性抜群なので、ぜひオーダーを。飲み物はシンガポールのタイガービールや、現地ではバクテーのお供に欠かさないという減肥茶(中国茶)がオンメニュー。

現地では、朝食やランチとしてはもちろん、日本のラーメンのように飲んだ後の「締めの一杯」として肉骨茶を食べる人も多いとか。

綺麗になりたい肉好き女子はもちろん、ガッツリ食べたいけど健康が気になる……という男性にもオススメです。東京メトロ赤坂駅から徒歩1分というアクセスの良さも、嬉しい限り。10種以上の漢方パワーとコラーゲンたっぷりの“美健スープ”で、美味しくカラダの立て直しをしてみませんか?

photo / Takaki Iwata

新嘉坡肉骨茶(シンガポールバクテー)

住所:東京都港区赤坂5-4-14ベルテンポ赤坂1F TEL:080-4734-1128
open:11:00〜15:00 / 17:30〜23:00
close:不定休(Facebookページで告知)

www.sgbkt.jp

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