朝の余白の時間で、心と体をチューニングする

整える

2018.2.7 text by:Tonoel編集部

朝の余白の時間で、心と体をチューニングする

2018年もスタートして1ヶ月余り。年初に目標を立てた方は、順調にゴールに向かっているでしょうか? 早起きして勉強や運動などの朝活をする! と決めたのに、冬の寒さに負けて最近は怠けがち……。という方もいるかもしれません。そこで、早起きによる思考整理、目標達成手法を著書や講演、企業研修などで指導している池田千恵さんに、朝活成功の極意を伺いました。今ならまだ挽回できますよ!

成功の鍵は「すぐの法則」にあり

早起きの目標を書いたノート

「早起きしたいとは思うのだけど、なかなかできない……。という人は、だいたい目標の立て方が雑です。私が講演などでよく話すのは、目標は『すぐの法則』に従って立てるのが大事だということ。

つまり、数字で具体的に決めるのが成功の秘訣なんです」と池田さんは言います。しかも、カッコいい目標を立てない方がいいのだとか。

たとえば、朝早く起きてジョギングをしようと思うなら、「○ヵ月後に△kg体重を落とし、痩せてモテるようになる!」とか、勉強してスキルアップを目指すなら「○○さんを見返してやる」など、リアルな心の叫びを反映したようなものの方が、早起きは持続できるのだそうです。

「早起きはそもそもつらいものなので、さらに起きてつらいことをするのでは、つらさのダブルパンチです。ですから、自分は何が好きなのか、何を楽しいと思うのかを明確にして、早起きをしたら、まず自分がしたいことをするのがいいんですよ」(池田さん)

睡眠を削るのではなく、生活時間を朝にシフトすると考える

早起きして楽しみが増えた女性

早起きをして、自分にとって楽しいことをするにせよ、どうしたって眠い時はあります。パッと起きる秘訣は何かないのでしょうか? 

「私は最近講演をする際などに『早起き国に留学しましょう』と言っています。眠さは、外国に行ったときの時差ぼけと考えればいいんです。今までの自分の生活とは異なる時間軸に行くのはつらいでしょうが、留学や旅行と考えれば楽しいと思えるじゃないですか?」(池田さん)

池田さんは、早起き成功のコツとして「仕組み化」を提唱しています。目覚ましが鳴ったら、何も考えずに飛び起きる。一旦起き上がったら、シワになったら困る服を着てメイクも済ませ、ベッドに戻れないようにするなど、朝することの流れを仕組みにしてしまうのが「仕組み化」です。

池田さんいわく「自分の意志を信じてはいけません。いくら強い意志を持っていても、できないときはできません。無理矢理早起きして朝活せざるを得ない状況に追い込むことが大事です」とのこと。

朝は自分の感覚を取り戻す「余白の時間」

池田さんは、大学受験に失敗したことをきっかけに早起きに目覚め、集中力が高まる朝に勉強することで、翌年無事志望の大学に合格したという経験があります。以来、社会人になり挫折を味わうたびに、早起きの成功体験を思い出し逆境を乗り越えてきたのだそう。

「最近は2歳の子どもの子育てが優先なので、より朝の時間が大切になってきました。子どもが起きている時間は、バタバタと動き回っているので、朝はゆっくり一人で考えたり、自分の好きなことをする時間にあてています」(池田さん)

仕事や家事に、子育てという仕事が加わった池田さんにとって、朝は大事な「余白の時間」であると同時に、前夜までの自分をリセットする「生まれ変わりの時間」でもあるのだそう。

「夜、つらいことがあったとしても、クヨクヨ考えるのは明日の朝することにして、寝てしまうんです。すると、翌朝になると気分がすっきり切り替わっていることに気付きます。早起きは、ネガティブ思考の人をポジティブに変える効果もありますよ」(池田さん)

1年後の目標より、8時間後の自分を妄想する方が上手くいく

池田千恵「朝活手帳」

池田さんの朝活の哲学を反映した『朝活手帳』(ディスカバー・トゥエンティワン刊)は今年で8年刊行が続けられているベストセラーです。

朝の「起き方」から朝時間の「使い方」までが網羅されています。マンスリー欄とウィークリー欄があり、それぞれその月にしたいこと、その週にしたいことなどを書きます。今日のうちに、明日の寝る前までにすること、目標起床時間、目標睡眠時間などを書く欄があることは大きな特色でしょう。

「1年後の目標というと、ずいぶん意識して頑張らなければ実現できないイメージがありますが、8時間後の目標だったら少し頑張ればできそうな気がしますよね。計画通りにできれば、素直に自分を認めることができて、また頑張ろうという気になれますよ」と池田さんはいいます。

「朝活」はただ何かをするためだけではなく、心や体のリセットにも効果がありそうです。思い立ったが吉日です。あなたも早速明日から始めてみませんか?

池田千恵(株式会社朝6時 代表取締役社長)

福島県生まれ。外食企業、外資系コンサルティング会社を経て2009年『「朝4時起き」ですべてがうまく回りだす』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と言われるようになる。最新の著書に『朝の余白で人生を変える』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

http://asa6.co.jp

※掲載内容は記事公開時点のものです。
最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

SHARE !

ヨガインストラクター資格取得 Firstship

関連記事

関連キーワード