世界が注目する和食の健康パワーの秘密、「だし」を見直そう

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2018.5.23 text by:Tonoel編集部

世界が注目する和食の健康パワーの秘密、「だし」を見直そう

2013年にはユネスコの無形文化遺産にも登録され、ますます世界的に人気が高まっている和食。そんな和食のキモとなるのが味噌汁やそば、うどんに欠かせない「だし(出汁)」です。実はこのだし、美容やダイエットにも効果があるって知っていましたか?本当はすごいだしのパワーについてご紹介します。

だしの美味しさの秘密「旨み成分」とは?

だしの旨味成分

和食のだしの材料として一般的なのは、昆布や鰹節、干し椎茸、煮干しなどです。これらを水に入れ、熱を加えるなどして旨み成分を出したものがだしになります。材料によって風味が異なるので、料理によって合うだしが違うことも。そして、その風味の元となる旨み成分が、以下のようなアミノ酸系や核酸系と呼ばれる物質です。

昆布:グルタミン酸(アミノ酸系)
鰹節、煮干し:イノシン酸(核酸系)
干し椎茸:グアニル酸(核酸系)

グルタミン酸とイノシン酸は単独で使うより、組み合わせることによって旨みが格段に増えるという研究結果も。一般的に使われるだしが、昆布と鰹節の合わせだしだというのも、これが根拠と言えるでしょう。

ちなみに、旨みは人の感覚によるものではなく、科学的に証明され、世界的に「UMAMI」と呼ばれる立派な成分。海外から、このUMAMIについて学ぶために日本にやってくる外国人シェフもいるのだそうです。

だしに期待できる美容・健康効果

だしの美容と健康の効果

和食が世界的に注目される要因のひとつは、だしの美容・健康効果であると言われています。では、具体的にはどんな効果があるのでしょうか?

1. 減塩効果 
だしの旨みによって、塩分を控えることができる。その結果むくみの解消にも
2. ダイエット効果 
旨み成分が脳に満腹感を感じさせるので少量の食事でも満足できる
3. 精神安定効果 
旨み成分には、緊張や不安を取り除き精神を安定する効果が期待できる
4. 冷えの改善効果 
温かいだしを飲むことによって血流がよくなり冷えの改善に

日頃何気なく、だしの利いた味噌汁や煮物などを食べている人も、こんな効果があるとわかれば、もう少し積極的に取り入れてみようかと思いませんか? でも、だしをとるのは面倒、毎日だしをとった味噌汁など飲まないという人もいるでしょう。

だしは、昆布と鰹節でとるのがもちろん理想ですが、近頃は使いやすいだしパックや、粉末状のだしも多く出回っています。また、水に昆布を入れて冷蔵庫に一晩入れておくだけでも十分。そうして作っただしに梅干しや生姜を入れて温め、お腹が空いたときやリラックスタイムにお茶の代わりに飲めば、味噌汁を作らなくてもだしを取り入れることができるのです。

煮物やサラダが美味しくなるだしをマリネに使う

だしマリネのレシピ

だしの意外な使用法として最近注目を浴びているのが、だしマリネ。根菜やきのこなどの野菜をだしパックを入れた水で煮るだけ。そのまま食べても美味しいですし、煮物やサラダなどにアレンジしても、素材自体がだしによる旨みを含んでいるので、あまり手を掛けなくても美味しい一品になります。

また、豚肉や鶏肉をだしで茹でてストックしておくのも便利です。だしの効果で肉がパサパサにならず、ジューシーで旨みも増加。コンビニやスーパーで人気の「サラダチキン」に負けず劣らずのクオリティに。だしは味噌汁や煮物に使うだけと思っていてはもったいない。いろいろな食材をマリネにして、食生活を豊かにするアイテムとしても使ってみませんか?

Tonoel編集部

Tonoel編集部はヨガインストラクター養成機関のFIRST SHIPと連携し、ココロとカラダを心地よく調和させるヒントとなる情報を調査・編集の上、お届けしています。

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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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