カラダを“土台”から整える、「ハーブチンキ」のチカラとは?

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2017.6.29 text by:Kei Yoshida

カラダを“土台”から整える、「ハーブチンキ」のチカラとは?

歴史あるホリスティックケアとして注目を集める、ハーブチンキ。ハーブの持つ有用成分をアルコールに溶かしたいわば「自然のお薬」です。不眠やアレルギー、ホルモンバランスの乱れなどなど、今も昔も人を悩ますあらゆる不調にやさしく作用するという、そのチカラの秘密に迫ります。

ハーブティーとはどう違うの?話題の「ハーブチンキ」について知ろう

ハーブチンキが入った瓶が並べられている

20〜30代の女性を中心にじわじわとその名が広まってきているハーブチンキですが、植物療法が盛んなヨーロッパでは、不調を感じたときの緩和ケアとして昔から日常的に取り入れられているもの。

「体に取り入れた時に薬効のある植物」=ハーブを乾燥させ、ウォッカ(またはラムなど40度以上のアルコール)に漬け込み有用成分を抽出したものがハーブチンキと言われています。

ちなみに、水で抽出するのがハーブティー。ふたつは効果に差があるわけではなく、ハーブの種類によって、それぞれが持つチカラを最大限に引き出させる方法が違うだけなので誤解のなきよう。

ただし、ハーブチンキはアルコールで抽出しているので、水溶性成分と油溶性成分の両方が溶け出して、効率良く摂取できるのが特徴。体内への吸収が良いので比較的早く作用するといわれています。

ハーブチンキがオーダーブレンドできるお店がありました

下北沢にあるカフェ&バー「NeRoLi herb(ネロリハーブ)」の店内の様子

そんなハーブチンキについて詳しく知ることができるのが、下北沢にあるカフェ&バー「NeRoLi herb(ネロリハーブ)」。一見普通のバーのように見えますが、実はアロマセラピーやハーブセラピーなど植物療法の本場・イギリスで学んだ植物療法士がメニュー提案をしているという、ハーブティーメーカー直営のユニークなお店。

さまざまなハーブを使ったドリンクやフードを味わえるだけでなく、植物療法士によるカウンセリングを受けた後、不調や気になる症状に対処するブレンドハーブをオーダーすることができるのです(要予約)。

「ハーブセラピーとは、植物が持つチカラで人が本来持つ自然治癒力を整え、病気を防ぐもの。ハーブのチカラをもっと身近に感じて、日常生活に取り入れていただけたら」(広報:近藤美香さん)

不調や気になる症状は、原因も程度も人それぞれ違うもの。カウンセリングで細かく自分の症状について話すことで、ひとりひとりに合った細かい調合が可能になります。“自分だけ”の処方薬をオーダーできるなんて、心強いですよね。

幾種類ものハーブの相乗効果で、ゆっくりと確実にカラダに変化が

「NeRoLi herb(ネロリハーブ)」で扱うハーブたち

NeRoLi herbで扱う膨大な種類のハーブは、自生地にこだわり世界各地から取り寄せているもの。質の高いハーブが幅広く揃っているからこそ、より緻密なオーダーが可能となり、その人にあった効果が発揮されやすくなります。

「ハーブの役割というのはピンポイントのお悩みだけでなく、そもそもの“土台”を整えて予防していくことにあります。症状を伺って効能が見込めるハーブを数種類ブレンドしますが、その中の何がどれくらいその人に作用するかは個人差があるもの。ハーブの効能の中からカラダが「足りないな」と感じるものが、体内に留まってそのチカラを発揮してくれるんです」(近藤さん)

さらに、ハーブチンキはハーブティーと併用することで相乗的な効果を発揮。「例えば不眠で悩んでいるという方の場合、不眠の原因はひとつではありません」

「自律神経に働きかけ安眠をサポートするティーと、健康な状態かつ不眠知らずな体へ導くチンキの両方を取り入れることで、フィジカルな部分もメンタルな部分も両方から手厚くケアできる。すっきりとした目覚めと1日の始まりのワクワク感を味わえるようになります」

植物の持つパワーが存分に発揮できるように、パウダー状にせず素材そのままを乾燥させたものを使用しているのも贅沢! カラダとココロの中にある不調の原因=不足しているものを補うことで、徐々に良い状態へと整えてくれます。

朝晩ショットグラスに1杯分で、カラダの変化が感じられるはず

ショットグラスに入ったハーブチンキ

カウンセリング後、ブレンドされたドライハーブが手に入ったら、さっそく家でハーブチンキを作りましょう。用意するのは消毒したガラス容器と、ウォッカ。チンキ用のドライハーブをガラス容器に入れたらウォッカを流し込み、優しく振ってよくなじませて日光が当たらない冷暗所で最低2週間漬け込みます。

2週間後、ハーブチンキが完成したらショットグラスやお猪口などに注いでストレートで飲みましょう(アルコールが苦手な人は、沸騰した白湯を注いでアルコールを飛ばして飲用してもOK。店頭で伝えれば、アルコールを飛ばした状態での購入も可能)。ハーブの香りと効能がたっぷり溶け出したチンキは、薬草酒のような独特の風味。これを朝晩10mlずつ、まずは3ヶ月飲み続けてみて。

「ウォッカボトル1本分として、ドライハーブを50g処方しています。飲み終わる頃には自然と、当初感じていた不調が気にならなくなったとおっしゃる方が多いですね」(近藤さん)。不足していたものが補われ、カラダの“土台”がフラットに整うことで、さらにプラスに働くハーブを探しにくるお客様も多いそう。

基本は飲用のハーブチンキですが、10倍の水で薄めればうがい薬に、出がらしをネットやお茶パックに入れてお風呂に入れればハーバルバスにも活用できます。

ハーブを使ったフルーツカクテルやドリンクが、午前2時まで楽しめる

オレンジ&フラワージャスミンサワー

もちろん、ハーブメニューが楽しめるカフェ&バーとしての利用も可能。お昼の12時から翌午前2時まで通しで営業しているというのもありがたいですね(フードは14時からラストオーダーの午前2時まで)。

オススメは、オリジナルブレンドのハーブを焼酎に漬け込んだ「フルーツ&ハーブサワー」(焼酎ベースのソーダ割り)800円(税込)。写真のオレンジ&フラワージャスミンサワーはブラッドオレンジと香り高いジャスミンという爽やかな取り合わせ。

神経を休めて安眠に導く効果が期待できるので、今日は疲れたな〜という日の締めの1杯にぴったり。

ほかにも、自家製のバスソルトやソープ、好きなワインを注ぐだけでフレイバーワインを楽しめるハーバルワインボトルなど、ユニークなオリジナルアイテムが揃います。

まずはトライアルからという方のために「美肌ブレンド」など、お悩み別にブレンドされた1週間分のハーブパックも取り扱いあり。チンキ用ハーブには1週間分のお試しサイズはありませんが、試してみたいという方には店頭での試飲が可能。

なお、オーダーブレンドハーブの購入は60分のカウンセリング付きの予約制。電話もしくはメールでお店にお問い合わせを。

photo / Masaya Tanaka

Cafe & Bar NeRoLi herb(カフェ&バー ネロリハーブ)

東京都世田谷区北沢2-1-7ハウジング北沢ビル3F
03-5432-9265
open:12:00〜26:00
close:火曜日

http://neroli.info

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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