ヨガで怒りを手放す!心を鎮めるヨガ哲学

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2018.10.26 text by:Yumiko

ヨガで怒りを手放す!心を鎮めるヨガ哲学

仕事中、理不尽な出来事に怒りを爆発させてしまった、家族に対してイライラして怒ってしまう。そんな経験あるかもしれません。怒りのようなネガティブな感情を抱えるのはストレスですし、怒ってしまったあとに後悔することも多いですよね。ヨガは元々、揺れ動く心を穏やかにするするために生まれたと言われています。ヨガ哲学から怒り手放し、毎日を明るく過ごすコツをみていきましょう。

ヨガは心を鎮めるためのもの

『ヨガ・スートラ』というヨガの重要な経典の中では「ヨガとは心の動きを鎮めること」と記されています。鎮める必要があるということは、そもそも心は動くということです。ヨガの哲学の中では「心は動く性質を持っている」と考えています。昨日まで好きだった人が今日は嫌い、さっきまで幸せな気分だったのに、今は落ち込んでいる。心は動くものなので、感情が日々や瞬間ごとに変化していくのは当然のことで、それを無理に押しとどめようとするのは不自然です。

不自然なことを続けていれば、心に違和感が生まれてしまいます。ただ、昨日の感情は今日にはなく、さっきの感情も今はない。そんな風に、変わり続けるものにいちいち巻き込まれていたら混乱してしまい、本当は自分がどうしたいのかが分からくなってしまいます。

ヨガで言われている「心の動き鎮めること」とは、心をピタッと静止させるように無感情にすることではなく、変化し続ける感情に振り回されないようにすること。怒りの感情を無くすことは難しくても、感情は変わり続けるもので、怒りもずっとは続かないと知っているだけでも、感情に自分が巻き込まれるのを防いでくれるかもしれません。

心にも癖がある

では、心はどのように動くのでしょうか?ヨガの哲学では、心の動きには癖や傾向があるといいます。例えば、ぶどうが目の前にあるとき、まず知覚して「ぶどうだ」と認識します。次の瞬間「ぶどうはすごくおいしい」「前に食べたとき、ぶどうはまずかった」というような、自分の中にある経験や情報と結びつけます。そして「ぶどうが好き」「ぶどうが嫌い」という感情がぶどうにくっつきます。そして意志が働き、「ぶどうを食べよう」「ぶどうを食べずに誰かにあげちゃおう」というような行為になります。これを繰り返せば繰り返すほど、私たちの中に蓄積され、心の癖が強くなっていきます。

つまり怒りも無差別に現れるわけではなく、自分の傾向があるはずなのです。似たような状況、出来事、人に怒りの感情が出てくることはないでしょうか?まず、自分の怒りの傾向を知れば、できるだけその状況を避けたり、人とは距離を置いたりと、そういう状況にならないよう準備することもできます。

怒りはそのままで大丈夫

心の性質、傾向を知った上で、怒りが現れたときはどう対処していけばいいのでしょうか?出てきた感情を無理やり押し殺したり、他の感情とすり替えたりしようとするのは自然ではありません。怒りが現れたとしても、悪いものと判断せずそのままにしておきます。そのままにしておくというのは、感情的に言葉に出すとか、人や物に当たってよいということではありません。怒りの感情はそのままにしていても、行為は感情に振り回されず、一息置いて普段通りの行動をします。つまり、感情と行為を切り離すのです。

「それができないから困っている」と思うかもしれません。でも、多くの人が仕事で部下に怒っているときも、大切なお客さんが来たら笑顔であいさつしたりしますよね。感情は変化していくものなので、時間が経てば怒りも鎮まって、冷静に考えることができるようになります。心の癖を変えていくのは難しいことですが、行為を変えていくことで、そこに繋がっている心の癖やパターンも少しずつ変えていくことができます。

自分にやさしくできていますか?

ヨガの哲学の中で、ヨガをする人が守るべきこととして一番大切なのが「傷つけることを避ける(アヒンサー)」と言われています。身体的な暴力はもちろん、言葉で人を傷つけること、相手が嫌な気持ちになるような態度をとること、自分の怒りに誰かを巻き込むことも含まれます。人に対してだけでなく、自分自身に対しても「傷つけることを避ける」が大切です。

身体的、精神的に無理をしすぎて、自分を傷つけていないか?自分を卑下するような言葉ばかり使っていないか?自分に対してネガティブな考えばかり持っていないか?同じ出来事でも、仕事で疲れきっているときと、これから恋人とデートをするというような楽しい気分のときでは、感じ方がまるで違うはずです。後者であれば、誰かに何か嫌なことをされても怒りは込み上げてこず、ほほ笑んで許すことができそうです。

感情の動きが激しい、怒りの感情が現れやすい人は、もしかしたら自分へのアヒンサーが足りていないのかもしれません。自分を大切にし、他者を大切にする。そういう努力をする日々を過ごしていけば、一時的に怒りを鎮めるという対処法ではなく、自分自身からも、周りの人からも自然と「怒り」が減っていくかもしれません。

ライタープロフィール:Yumiko

FIRSTSHIP講師。年齢に関係なく変化する心と体の可能性に感動、一生ヨガの研鑽を積むことを決意。基礎を大切にした丁寧な教えに定評がある。E-RYT500。実現したいのは、「女性がヨガで輝ける世界」。

http://www.firstship.net/

Yumiko(ライター用)

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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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