ヨガインストラクターとして独立できる日を目標に、身近な人にその素晴らしさを伝えていきたい〜井上農さんの場合〜

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2018.11.7 text by:Tonoel編集部

ヨガインストラクターとして独立できる日を目標に、身近な人にその素晴らしさを伝えていきたい〜井上農さんの場合〜

合気道を34年、ブラジル発祥の格闘技カポエイラを8年と、長きに渡って運動することを習慣化してきた、ヨガスクールFIRSTSHIP福岡卒業生の井上農(いのうえ みのり)さん。ヨガとの最初の接点は25年前に遡るものの、その魅力に気づいたのはここ2年半ほどなのだそう。現在、平日は会社勤めをしながら、週末にヨガレッスンを担当し、ヨガインストラクターを本職にする日を夢見て活動中の井上さんに、ヨガに親しみ始めたきっかけや、将来の目標について熱く語っていただきました。

全く興味がなかったヨガをふとやりたくなった

―Tonoel編集部(以下T)
井上さんがヨガを始めたきっかけを教えてください。

―井上農(以下井上)
私は合気道を34年、カポエイラを8年ほど稽古しているのですが、合気道の師匠が25年くらい前にヨガのポーズを2つほど教えてくれたんですね。道場にヨガインストラクターの方が通っていて、師匠もその方からヨガを少し教わっていたようです。でも、その当時は全然興味がなくて(笑)。そこから他のポーズも習得したい!とはならなかったのですが、2年半くらい前に、ふとヨガをやりたくなりました。

ヨガ=体が柔らかいというイメージでしたし、自分自身も体は柔らかい方だと思っていたので、なんとなく自分に合っているのでは?とは感じていました。ヨガをやってみたいなと調べてみたら、近所にヨガスタジオがあると知り、足を運んでみることにしました。

―T
初めてヨガレッスンに参加されたときはどうでしたか?

―井上
自宅近くの常温のヨガスタジオに行ったのですが、最初に受けたのはアシュタンガヨガ(呼吸に合わせて流れるようにポーズを行う、ダイナミックなヨガのスタイル)のワークショップでした。太陽礼拝も知らない私には結構ハードな内容でしたが、やっぱりヨガは自分に合っているなと実感することができました。そこからそのスタジオに通い始め、週1回、土曜の朝レッスンに参加するようになり、1年4ヶ月くらい通っていました。今は、このタイミングでヨガを始めるようにと、体にプログラムされていたのかな?と思っています。

―T
ヨガは女性がメインのものと思われがちですが、46歳にして資格を取りたい、ヨガインストラクターになりたいと思ったきっかけはありますか?

―井上
2018年に入ってから、ヨガを仕事にしてみたいと具体的に思うようになりました。確かにレッスンに行っても女性ばかりの世界ですが、私は気になりませんでした。それよりも、自分がヨガインストラクターとしてヨガの素晴らしさを伝えることで、ヨガをする男性が増えたらいいなと思うようになりましたね。

―T
福岡にもいくつか全米ヨガアライアンスの資格が取得できるスクールがありますが、FIRSTSHIPを選んだ理由はどんなところでしょうか?

―井上
スクールごとにカリキュラムが異なり、内容は実際受けてみないと分からないなと。そこで、土日通学かつ、17:30で授業が終わるという点でFIRSTSHIPに決めました。平日は仕事があるので通うのは難しいですし、毎週土曜日は、長年続けている合気道を道場で指導する日なので、授業終了後でも合気道の時間に間に合うというところで即決しました。

―T
井上さんがスクールに通うと決意されたとき、ご家族はどんな反応をされましたか?

―井上
私は妻と娘2人と暮らしていますが、わりとみんな自由に過ごしているので、「そうなんだー」という反応でした(笑)。好きなことすればいいよと、否定されることはありませんでしたね。

―T
ご家族に対してヨガを教えたり、一緒にやってみたりすることはありますか?

―井上
ほとんどないですね(笑)。妻はヨガにあまり興味がないようで、2人の娘もそれぞれ受験勉強や部活動を頑張っているので。普段、自宅では一人でヨガをしています。ただ、卒業レッスンの練習相手として下の娘に協力してもらいました。

ヨガは30年以上運動を習慣化していても新たな気づきをもたらしてくれた

―T
お仕事をしながら週末に通学され、そのあとに合気道の先生。レポート課題やヨガレッスンに参加する必要もありますし、両立する上で大変だなと思う瞬間はありましたか?

―井上
確かに、卒業レッスンの構成要素やシークエンスを考える際は寝る間を惜しんでやっていたのでちょっと大変でしたね。でも、3ヶ月くらいなら頑張れるかなと、入学を決意したときも前向きにトライしようと思いました。

―T
ヨガを専門的に学ぶようになったことで、ヨガに対する気持ちに変化はありましたか?

―井上
以前は「とりあえず自分が言われた通りに動けたらいいや」と思いながらインストラクターの指示を聞いていましたが、学び始めてから「こういう言い方をすれば相手はスムーズに動けるんだな」と気づくようになりました。

日常生活では心への作用というような変化はあまりなく……。でも、授業を受けていくうちに体が引き締まっていきましたね。元々スリムな体型だとは思いますが、それでも体重が2キロ、体脂肪も2%減り、体が軽くなったと実感しました。何より脚の筋力がついたんです。

―T
普段から体を動かしている人でも体に変化が出るのは驚きです。

―井上
そうですね。一緒に学んでいる仲間もどんどん体型が変化していきました。そんな中、自分の体型も変化していったのは私も驚きました。ヨガを体験したことのない人は、ヨガは簡単な運動で筋肉痛になんかならないとイメージされているかもしれませんが、正しく体を動かすことで、しっかり負荷をかけられる運動なんですよね。

―T
合気道やカポエイラとヨガは体の使い方が違うのでしょうか?

―井上
合気道とカポエイラは武道なので、常に体が動いています。ヨガはポーズが完成すると、動きを止めてその状態をキープするので、そういった点では大きく違いますよね。ヨガは体幹と脚の筋力をよく使うので、最初は筋肉痛になりました。今でも時々、ヨガをしたあとに筋肉痛になることがありますよ。

―T
格闘技は心をアクティブにするもの、反対にヨガは穏やかな気持ちに導くものというイメージがありますが、終わったあとの感覚に違いはありますか?

―井上
終わったあとのスッキリ感はやはりヨガの方があるのではないでしょうか。ヨガにシャバーサナ(ヨガマットの上に横たわり、体をリラックスさせるポーズ)があるように、合気道でも稽古の前後に黙想をしますが、爽快感はヨガが優っているように思います。

―T
FIRSTSHIPに通学中、数少ない男性として、一緒にいい雰囲気で学ぶために気を遣っていたところなどはありましたか?

―井上
それはずっと意識していました。それはヨガを学ぶときだけではなく、日頃の生活からも意識していましたけれど、誰とでも分け隔てなく会話することを心掛けていましたね。通学中は雑談でもいいから、きっかけを作って一緒に学ぶ仲間全員と話をすることを意識していました。

あと、私自身がお菓子好きなのですが、通学中は毎回お菓子を持っていくようにしたら、みんなも持ってきてくれるようになりました(笑)。休憩時間も、みんなでお菓子を手に会話の花を咲かせていました。ヨガ以外の時間も共に過ごした8人と一緒に学べたことは、いいご縁です。

―T
卒業後も一緒に学んだ方々との繋がりはありますか?

―井上
はい。月に1回は食事会をしていて、グループLINEでもこまめにやりとりしています。同じ目標に向かって一緒に学ぶ仲間はいいものだなと実感しています。

ヨガインストラクターを本職にするためにアンテナを張る

―T
井上さんはFIRSTSHIPを卒業後、現在はヨガとどのように関わっているのでしょうか?

―井上
現在は、最初にヨガと出会った近所のスタジオに週1回通いつつ、昔から知り合いのお寺で2018年の8月から寺ヨガを開催させてもらっています。お寺のスケジュールに合わせてまちまちですが、月に4回程度は実施しています。

―T
どういった方を対象にレッスンされていますか?

―井上
ほぼ皆さんがヨガの初心者ですね。多くは女性で、お寺の方の知り合いと、私の合気道の知り合いがメインです。毎回初参加の方がいらっしゃるのですが、初回からリピートしてくださる方もいて。そういった方々がまたお友達を連れてきてくれながら、1回あたり10人くらいの方にレッスンを提供しています。

―T
今後、お寺ヨガ以外でもレッスンを持ってみたいと考えていらっしゃいますか?

―井上
はい。今レッスンをさせてもらっているお寺は自宅から少し遠いので、自宅近くでレッスンが持てたらと考えています。「家の近所だったら行くのに」と思ってくれている人もいるので、最初はレンタルスタジオを借りて少しずつ提供できたらと。

―T
その目標をいつまでに実現したいなど計画されているのですか?

―井上
来年中(2019年)にはカタチにしたいなと思っています。自分のスタジオの名前も考えたりしています。ヨガ哲学を学んだ先生にサンスクリット語の意味を聞きながら、少しずつ準備をしています。

とはいえ、まずは自分のレッスンのファンを増やして、定期的にレッスンへ通ってくださる人を増やしていきたいです。そこが脱サラしてヨガインストラクターを専業にする分岐点になるかな、と。サラリーマンを20年以上やってみて、そろそろ「好きなことを仕事にしてみたい」と考えるようになったので、その夢を目指したいです。

平日は仕事があるため、自己練習を積む時間はなかなか確保できませんが、毎朝起きたら太陽礼拝を3回は実践するようにしています、少しずつバリエーションを入れてみたりしながら、今度のレッスンはこんなシークエンスにしようかなと考えつつ、体を動かしています。ヨガは他の趣味に比べたら経験が浅いですし、数をこなさないと身に付かないと思うので。教える立場になったけれど、インプットの時間も今の自分に必要なことだと捉えています。

―T
合気道やカポエイラも好きなことなのに、なぜヨガなのでしょうか?

―井上
実は、私の師匠の許可を得れば内弟子になることもできますし、合気道は仕事にできなくもないんです。でも合気道は趣味のままでいいかなと思っています。カポエイラは国内の競技人口が少ないので、まだ仕事にするのは難しいかなと。カポエイラの先生も本業を他に持ちながら教えてくれていますしね。

ヨガは、終わったあとの爽快感は他のものにはなかなか代え難いですし、さまざまな方に勧めたいと思うものです。私自身がこれからまだインプットする必要がありますし、ちゃんと伝えられるかなという不安もあるけれど、それでも人に伝えていきたいなと感じています。

―T
どんな人にヨガを教えたいというイメージはありますか?

―井上
特にはありませんが、男性のヨガ人口が増えてくれたらいいなと思っています。そのためにも、将来は男性に特化したヨガレッスンもできたらいいなと。

―T
井上さんは、インストラクターの仕事を一生の仕事にしていきたいと考えていらっしゃいますか?

―井上
はい。会社員には定年がありますが、ヨガは60歳を過ぎてもできるものなので、その魅力を伝え続けていきたいです。

―T
将来的に、サラリーマンとして安定した収入がある状態から、ヨガインストラクターになりたいという井上さんの夢に対して、ご家族はどう感じていらっしゃいますか?

―井上
まだ具体的な話はしていませんが、ヨガでも収入が安定する見込みがつけばちゃんと話そうかなと思っています。今は、やってみたいなというくらいには伝えていますが、それに対してもネガティブな反応はないですね。

興味を持ったらまずはトライ その先に「好き」が見つかる

―T
男性ヨガインストラクターとして不安や心配になることはありませんか?

―井上
レッスンをちゃんとできるかな?とか、どういう方向性でやっていこうかな?とか、会社員から自営業になるので、そういった面での不安はもちろんあります。夢を実現させるためにも、不安を払拭するためにも、今は幅広く情報収集しています。でも、いろいろなことに興味を持ち過ぎて時間がないんです(笑)。手に取るものの取捨選択をしなければいけませんね。

―T
最近興味があることや、より専門性を高めていきたい分野は?

―井上
今、FIRSTSHIPで一緒に学んだ仲間がピラティスの資格を勉強しています。その話を聞いていたら、ピラティスも面白そうだなぁと思っています。でも、それも全ては自分のヨガレッスンに活かすことを考えているから興味があるんです。なので、ピラティスもヨガの学びを深める知識として知りたいなと考えています。

また、レッスンにオリジナリティを出していくためにも、自分が進むべき道を定めたいなと思っていますが、まだ決めていません。さまざまなレッスンやワークショップを受けながら、その道を探していきたいです。

―T
井上さんの将来なりたい姿のイメージはありますか?

―井上
まだ具体的にはイメージはありませんが、できれば脱サラしてヨガ一本でやっていけたらと。言い聞かせているというか、自分にはその夢を実現できると信じています。

―T
できると自分を信じているのは、井上さんが過去に何か成し遂げてきたことがあるからなのでしょうか?

―井上
子どもの頃からいろいろな習い事をさせてもらいましたし、やりたいなと思ったことはなんでもトライしています。その中から合気道やカポエイラ、ヨガなどの長く続けていきたい、「好きなこと」を見つけることができました。

―T
男性でももっとヨガの学びを深めたいなと考えられている方にアドバイスをお願いします!

―井上
やりたいと感じるのであればやりなよと言いたいですね(笑)。ヨガスタジオの中は女性が大半なのは事実です。でも次第にその世界にも慣れてきますし、みんな自分と向き合うことに集中しているので、他人の視線とかは意外と気にならないものですよ。私にとってのヨガや合気道のように、興味があることを見つけたら、まずは一歩踏み出してもらいたいです。

―T
本日は素敵なお話ありがとうございました。

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