【連載 温泉×ヨガ】温泉がもたらす効果を知ってココロもカラダもHAPPYに

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2019.2.14 text by:Yoko Takeuchi

【連載 温泉×ヨガ】温泉がもたらす効果を知ってココロもカラダもHAPPYに

温泉大国・日本。全国各地にはさまざまな泉質の温泉があり、疲れを感じた時やリフレッシュしたい時に温泉地に出かけるという方も多いはず。でも実際、皆さんはその効果をどのくらい知っていますか?「ただ気持ちいいから」「なんとなく体によさそうだから」というのも良いですが、せっかくなら温泉が私たちの心と体にもたらす効果を知って、より深く温泉を楽しみたいものですよね。温泉ソムリエとヨガの国際資格を持つ筆者が、今回はそんな温泉の効果についてご紹介します。

心と体に効く!温泉のさまざまな効果

温泉入浴が健康に良いといわれる理由は、さまざまな作用によって次のような効果が期待できるからです。「物理効果」「薬理効果」「転地効果(心理効果)」の3つに分けて具体的にご紹介します。

1 物理効果

温泉の物理効果は、温熱・水圧・浮力の3種類に分類されます。

① 温熱効果

温泉の熱によって体内の血行が促進し、新陳代謝が高まることで疲労回復などの効能が得られます。また、温度によって作用も異なり、37~40度のぬるめのお湯では副交感神経が刺激されてリラックス効果がある一方、42度以上の熱めのお湯は交感神経が刺激され、心と体をシャキッと目覚めさせてくれます。

② 水圧効果

肩までお湯に浸かると、体表面全体で約500kg~1トンもの水圧がかかるといわれています。この水圧によって血管が収縮し、血液が心臓に向かって押し上げられるポンプアップ効果により、末梢の静脈の流れが良くなります。また、全身にかかる水圧で内臓も刺激されるため、消化が促進され、新陳代謝が活発になります。

③ 浮力効果

お湯に浸かると、ふっと体が楽になる感覚を覚えますよね。これは浮力の作用によって全身の筋肉の緊張がゆるみ、足腰や関節などの負担を軽減するためです。体が軽く感じられることで自然とリラックス状態になります。

2 薬理効果

「この温泉は〇〇〇(例えば「冷え性」や「切り傷」など)に効くらしいよ」という言葉を聞いたことがありませんか?薬理効果は温泉に含まれる成分を肌から直接吸収することにより、さまざまな不調や症状に働きかけるもので、効能成分(=泉質)によってその効果は異なります。複雑で細かな分類ですので、次回「泉質」の回で改めて詳しくご紹介します。

3 転地効果(心理効果)

日常生活を離れて自然豊かな温泉地に行くと、心が安らいだり、爽やかな気分になったりしますよね。これは普段と違う「非日常」の環境下に身を置くことで五感が刺激を受け、ストレス解消や精神的疲労を緩和する作用があるためです。これを転地効果と呼びます。温泉地に出かけるメリットは、ただ温泉に入って体を癒すだけではなく、自然の中で風を感じたり、澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んでリフレッシュしたりと、五感でさまざまな刺激を感じ取れることです。海辺や山など、今の自分の気分や体調に合わせて非日常を体験できる温泉地を選んでみてはいかがでしょうか。

温泉は私たちの心と体にさまざまな恩恵をもたらしてくれる自然の恵み。「湯治」という言葉があるように、古くから人々の間で癒しや健康増進のため利用されてきた理由が分かります。普段何気なく温泉に向かわれていた方も、その効果を改めて意識しながら温泉入浴を楽しんでみてください。

photo / Maridav / Shutterstock.com

ライタープロフィール:Yoko Takeuchi

ダンスインストラクターを経てヨガに出会う。2016年にヨガスクールFIRSTSHIPの海外短期集中トレーニングでハワイ島に渡り、全米ヨガアライアンスRYT200を取得。帰国後はヨガインストラクターとして活動しながら、温泉ソムリエ、食育指導士の資格やフリーアナウンサー経験を活かし、さまざまな角度から人々の心とからだの調和と笑顔に寄与していきたいと願っている。

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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