栄養学×アーユルヴェーダ×ヨガの知識で働く人が健康的に輝けるサポートをしたい!Vol.2

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2019.5.29 text by:Tonoel編集部

栄養学×アーユルヴェーダ×ヨガの知識で働く人が健康的に輝けるサポートをしたい!Vol.2

現在、食とヨガのスペシャリストとして活動中の岡清華さん。大学時代に栄養学を学び、食の観点から自分自身を整えたい、人の役に立ちたいという考えを追求したところから、ヨガスクールFIRSTSHIPの海外留学プログラムにて全米ヨガアライアンスRYT200を取得されました。ヨガやアーユルヴェーダを学んだことを通して、ご自身の人生がどう変化していったのか、これからどんな未来を描いていきたいのかを熱く語っていただきました。Vol.2では、学んだ知識を活かしながら、さらに興味と活動の場を広げている岡さんのキャリアに迫ります。

栄養学×アーユルヴェーダ それぞれのいいところを掛け合わせながら、食の価値観を変えていきたい

―Tonoel編集部(以下、T)
自分を整える方法を知りたいという興味からアーユルヴェーダを知り、ハワイでのトレーニングを経て、「自分の進むべき道」というものは見つかりましたか?

―岡清華(以下、岡)
見つかりました。自分の整え方を模索する中でアーユルヴェーダと出会い、ハワイでのトレーニングを担当してくれたマイラ先生からこんなことを言われました。

「あなたたちにはアーユルヴェーダを知ったからには日本で伝えていくという義務があります。でも日本ではまだ認められていません。あなたたちがアクションをしないとこの現状は変わりません。私は日本を変えていきたいし、私はあなたたちに日本を変えてもらいたいと思っています。一人一人の伝え方や実践の仕方がいくらでもあるからこそ、日本に帰国したら何かアクションを続けてください」

実は、私が管理栄養士の勉強をしている頃に、約2ヶ月間の病院実習がありました。その病院にいた管理栄養士さんが「日本の管理栄養士の位置付けはとても低い。法律が変わらない限り、私たちには何の権限もないんだよ」と話されていました。食事から健康へ関与することが可能なのに、病院の中ではやはり医師が絶対的な位置づけなのだと、現場の管理栄養士の方は感じているようでした。

それを聞いた時に「私たちの時代で変えないといけない」と思ったのです。少しずつは上がってきているものの、日本人の食の価値観はまだまだ低いままですし、その価値観を変えたくても、今の日本でそのまま管理栄養士として既存の仕事を全うするだけでは変えられないのかもしれないと考えました。

だからこそ、マイラ先生の言葉を受け取った時に、ハワイでのヨガやアーユルヴェーダに基づいた生活を通して、自分が変わる体験をしたからこそ、私も小さなことからでも伝えていかなきゃと思いました。

しかしいきなり誰にでも新しい考え方は認めてもらえるはずもなく、試行錯誤を繰り返し、伝えるべきタイミングや相手を見つつ、少しずつアクションを続けていくうちに、今のスタイルへと繋がっていきました。

―T
Vol.1でお話しくださったクレンズジュース屋さんでアルバイトしたり、アーユルヴェーダのランチを作ったり、ヨガを教えるようになったりといったことが小さなアクションの積み重ねとなっていったのですね(※)。

―岡
そうですね。ちょっと遠回りのようですし、「また違うことを始めたの?」と周りの人から思われたりもしました。でも自分の中では「真の健康や人生の豊かさ」を伝えたいという考えは何も変わっていないんですよね。

その中でも何度離れてもやはり立ち返る場所であった「アーユルヴェーダ」が私の中では、現代に必要であり、全ての人に伝えていくべき知恵であり、予防医学として役立つ大きなツールだと確信しています。

ここまでの道のりは遠回りだったかもしれないし、アーユルヴェーダづくしではなかったけれど、伝えていくための経験や人脈作り、興味を持ってくれそうな人のリサーチ、どうしたら理解してくれるだろうといったアプローチ方法を知るために重要なステップだったと今振り返ってみて感じます。

時間をかけたからこそ、改めて絶対に全ての人々がアーユルヴェーダを知るべきだと思えましたし、この積み重ねによって少しずつ興味を持ってくれる人も増えてきたので、やっと今、私がアーユルヴェーダを伝えるタイミングが来たのかなと思ったりしています。

※Vol.1の記事をご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

―T
アーユルヴェーダの食事論と栄養学で学んだことに違いはありましたか?

―岡
かなりありました。例えば“1日に30品目を摂りましょう”と言われることがありますよね。でも一度に30品目を摂取すると、その品目ごとに必要な消化酵素が違ったりするので、体内で行われる消化活動に負担がかかり、未消化物が残ってしまうな…など西洋的、東洋的な考えを融合して考えるようになりました。

未消化物というのは、全ての病気の原因物質と言われています。食べ物だけでなく、感情の消化というものも含めてです。アーユルヴェーダでいうアーマですね(笑)。

栄養学で言われる「これが最強の食品!」とか、「食べてはいけない!」なども、人それぞれに合わせるということが配慮されていないですよね。例えば、食事摂取基準に基づくと、20代男性だったらみんな20代男性が摂るべきカロリーを摂取すれば健康なの?などと疑問があったりもしていたので。

現代の栄養学は科学的根拠に基づいたものではあるのですが、もしかしたらアーユルヴェーダに勝るものは無いのでは?と思っています。

アーユルヴェーダは約5000年に渡る歴史を持ち、その歴史そのものが統計学のようなものなので、近い将来必ずその根拠さえも見出されることになると思っています。一人一人の体質を細かく診断しながら、その人に合った食事や生活スタイルを提示する。同じ年齢、性別だとしても、画一的ではなく、よりパーソナルなアプローチなのです。

とはいえ、アーユルヴェーダでダメと言われているものは、「ダメなものはダメ」というようにしか伝えられないのが現状です。ここを科学解明していくと、なぜこれはOKで、これはNGなのか、なぜアーユルヴェーダが長きに渡って伝承されているといったものが、きっと科学的根拠によって解明されるはずです。

そうすればもっと多くの人が納得するメソッドになるかと。伝統医学の研究所のような場所でアーユルヴェーダを科学的に研究できる未来が近く実現するといいなと切望しています。

栄養学とアーユルヴェーダの知識は、私の中でもギャップがあります。でも栄養学のベーシックな知識がないと、アーユルヴェーダの教えに対して自分自身を深く納得させることもできなかったでしょうし、どちらかだけを正しいと伝えるつもりもありません。

さまざまな知識を得たからこそ、それぞれのいいところを少しずつピックアップして掛け合わせながら、日本の食の価値観を変えていく必要があると考えています。

管理栄養士も含め医療従事者=西洋医学的スペシャリストが、東洋医学的なアーユルヴェーダを学び、その総合的な視点と理解を持ち合わせる人々が私以外にもさらに増えてくると、より多くの人々の真の健康に役立てるのではないかと考えています。

アーユルヴェーダを通じて誰かが喜ぶこと、誰かに貢献することが喜び

―T
岡さんはアーユルヴェーダが人のためになる魅力的なものと信じていらっしゃるのですね。

―岡
そうですね。私は昔から、誰かに貢献することで自分が幸せを得るタイプでした。でも、人を幸せにしたい、困っている人を助けたいとは思いつつも、何をしたいのか分かっていませんでした。そこで栄養学、その先でアーユルヴェーダに出会ったことで、西洋医学では解決できなかったことも、アーユルヴェーダのアプローチを利用すれば改善できるかもしれないと、希望の光が見えたというか。

西洋医学や科学的なものは、正しいと言われていたことが1年後に「実は間違っていました」と覆ることがあります。私はそこに疑問を持ちますし、信頼できない部分がありました。しかしアーユルヴェーダに科学的根拠がない部分もあるかもしれませんが、統計学的な歴史はあります。

「この場合はこれを実践しましょう。それで改善されたらそれが正解。良くならなければ他のことをやってみて、良くなるまで続けましょう」という“自己観察”を重要視する実践的な考えの方が私は信頼できるなと思いました。

実際自分で試してみて、私自身が本当に変わったからこそ、その実体験も含めて胸を張って伝えることができますし、現代の全ての人々が知るべきものだと日々想いは強くなります。

―T
最新医療は日々進歩していくからこそ、昨日まで正しかったことが本当は体に良くなかったということもありますし、良い医療を受けようと思うと経済的負担がかかります。でもアーユルヴェーダでは日々の食事や生活リズムから改善していけると考えると、貧富の差がなく実践できる健康法ですね。

―岡
本当にそう思います。アーユルヴェーダの「生活の知恵」は、ちょっと自分の意識や選択を変えるだけなので、お金もかからなくて、そこも良いところですよね。

―T
インドというフィルターが外されたら日本でも普及されると思いますが。

―岡
日本ではまだまだ、「鬱になる人は精神的に弱い」といった言われ方をしますよね。「弱いから」「耐えてなんぼ」みたいな体育会系な考え方というか。日本人の性質なのでしょうか。そうではなくて、心や体に不調が出た時に「その人に合ったアプローチではなかったのでは?」とか、「もっとその人の性質を見てあげたら?」ということをすごく感じます。

アーユルヴェーダはインド独自の教えというわけではなく、その人の性質に合ったライフスタイルを実践していく、世界中どこでも誰にでも適用できる「生活の知恵」なのです。心身の不調を感じている人には、アーユルヴェーダ等のリトリートに定期的に訪れるということが定番化すると良いですよね。

―T
企業の福利厚生でアーユルヴェーダがあったら良いですね。

―岡
それ最高ですよね!面白いと思います。近い将来実現したいですね。

全ての人々が健康的に個性を輝かせる世界を目指して、自分なりのアプローチをしていきたい

―T
今ご自身の中で学びを深めている分野はありますか?

―岡
現在さまざまな活動を並行して行なっていますが、近々アーユルヴェーダのカウンセラーやプラクティショナーの資格取得に向けて更なる学びを深めていく予定です。

―T
栄養学・アーユルヴェーダ・ヨガを学び、さらに指導者としての活動を経て独立されましたが、これから進む道はどんな道ですか?

―岡
現在は、ヨガやイベントなどで実践的な学びを深めることができる空間「SUPER8studio」の運営や、アーユルヴェーダのコンセプトを取り入れたカフェのローンチに向けて動いています。

また、“アーユルヴェーダで働く人の健康のサポートをしたい”という想いも叶って、産業医の先生と一緒に、ビジネスマンに対して食のセミナーも開催中です。参加者が興味を持つきっかけとなるワードを軸に、今日からできる食生活の改善方法をレクチャーしています。

この活動では、働く人が健康へのアクションを起こすまでの、意識や気づきを得る機会となればと思っています。また、自身でも、アーユルヴェーダのメソッドを取り入れたヨガを実際に指導したり、アーユルヴェーダを取り入れたライフスタイルのためのワークショップを行い、啓蒙活動も続けていきたいです。

趣味のようになりますが、誰かにご飯を食べてもらうことも大好きなので、「たくさん食べたのに、なんでこんなに体が軽いんだろうと」実感してもらうためにも、ケータリングや食事の提供も続けていければいいなと思っています。

今後は、アーユルヴェーダで自分の体質を知り、食事や生活習慣、ヨガの実践を通して、自分が輝く方法を知ってもらうということを軸にした事業の展開を構想しています。もっと簡単で実用的に、毎日の生活にアーユルヴェーダを役立ててもらえるような自己管理サービスのようなシステムを計画中です。

さまざまなツールを活用しながら、幅広い人にアーユルヴェーダのことを知ってもらいたいなと思います。その中でも ”働く人”をメインターゲットとして、その方々に輝いていただくために、私なりのアプローチをしながらアーユルヴェーダを伝えていきたいです。

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お話を伺った人:岡清華

管理栄養士/ヨガ・アーユルヴェーダ講師。ヨガを含む “アーユルヴェーダ” の観点から「一人一人が最も輝くベストな心身を知り、持続させること」をコンセプトにしたスタジオSUPER8studioの運営、その他イベント、食、アーユルヴェーダに付随する各事業を進めている。管理栄養士・全米ヨガアライアンスRYT200取得。
ヨガスクールFIRSTSHIPでアーユルヴェーダの外部講師としても活動中。
SUPER8studio HP
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