【アーユルヴェーダ的】生理との上手な付き合い方 ドーシャ別改善法

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2019.8.30 text by:Sahoko

【アーユルヴェーダ的】生理との上手な付き合い方 ドーシャ別改善法

皆さんの生理は順調ですか?1ヶ月の中で、生理が終わってから1週間だけ調子が良くてそれ以外は不調という声も聞くことがあります。毎月の生理のことを考えると、憂うつになるという人も少なくないでしょう。現代の女性が抱える生理のお悩みについてアーユルヴェーダの3つのドーシャ(生命エネルギー)の視点から改善策をご紹介します。

適正な生理とは?

一般的に通常の生理周期は28日とされています。もし、定期的に生理がきているのであれば21~35日も普通とみなされます。経血は5日間あり、初日と4、5日目は軽度、2、3日目に中程度から高程度の経血があるといわれます。

経血量は人によって違いますが、通常は1日あたりナプキン2、3枚の交換が必要な程度であり、少な過ぎるのも多過ぎるのも良くないとされます。

そして、6日目を過ぎてから次の生理までに出血があるのは正常ではないとみなされます。軽度の腰痛や腹痛は特に大きな問題はありませんが、激痛は何かしらの異常を現わしており、治療が必要と判断されます。皆さんの生理はいかがでしょうか?

おさらい ドーシャとは?

ドーシャとは、アーユルヴェーダの概念のひとつで、五大元素(空・風・火・水・地)をもとにした3つの生命エネルギー「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」を総称したもの。このドーシャバランスは一人ひとり異なるといわれており、心身の不調を感じた時は、体内のドーシャのバランスが乱れていると考えられます。

ご自身のドーシャバランスを知りたい方は「アーユルヴェーダの「ドーシャ占い」とは? 自分の体質を診断しよう!」でチェックしてみてください。

生理周期とドーシャの関係

3つのドーシャは、私たちの体だけでなく、季節や時間の流れなど、あらゆるものに作用しています。そしてこれらのエネルギーは生理周期にも影響を与えており、時期によって優勢になるドーシャがあります。

卵胞期:カパ(水・地)

カパの水のエネルギーが増えることで心身の潤いが与えられ、肌の色つやが増して魅力的になる時期。

排卵期:カパ(水・地)とピッタ(火・水)

排卵はピッタの持つ刺激によって起きる。

黄体期:ピッタ(火・水)

高温期。火照り、イライラ、吹き出物やニキビなどが出やすい。チョコレートやカフェイン、辛いもの、揚げ物など刺激物を欲する人も多い。

月経期:ヴァータ(空・風)

ヴァータの排出のエネルギーにより生理が始まる。低体温期。冷えや痛みに敏感になりやすい。

ドーシャのバランスがとれていると、各周期のときにそれぞれのドーシャの役割が適正に果たされます。逆にドーシャのバランスが崩れることで、さまざまな不調の原因となるのです。

ドーシャ別 生理前後の不調と対処法

ドーシャによって生理前後の不調の症状もさまざまです。ここでは、ドーシャ別にその特徴を紹介します。

【ヴァータ体質】

ー生理前ー
  • 便秘、ガス、手足の冷え、不眠・入眠困難など睡眠障害、情緒不安定、不安・恐怖心・心配
ー生理中ー
  • 体の凝り、腹痛や腰痛が強い、経血量が少ない、黒ずんだ経血、生理不順
ー対処法ー
  • 規則正しい生活(排泄、食事、睡眠の時間を一定にする)。
  • 体も心も神経も忙しく動かしすぎない。リラックスする時間を多くとる。睡眠時間をたっぷりとる。
  • 冷たいもの・乾燥した食べ物・苦味・渋味・辛味が強い食べ物を控えて、温かく水分と油分を含んだ食事をいただく。
  • セサミオイルを使ったオイルマッサージを定期的に行う(特に生理前の1週間は念入りに)。
  • 生理痛がある場合、湯たんぽなどで温める。日常的に体を冷やさない。

【ピッタ体質】

ー生理前ー
  • 火照り、大量の汗、貧血、下痢、湿疹、ニキビや吹き出物、イライラ、怒りっぽい、短気、頭痛、過度の食欲
ー生理中ー
  • 灼熱感、生理痛、鮮血で量が多い経血
ー対処法ー
  • 刺激物(アルコール、チョコレート、カフェイン、辛いもの、塩気の多いもの、酸っぱいもの、香辛料)を避ける
  • 体の熱を上げるような激しい運動のしすぎに注意する。
  • 頑張りすぎ、真面目すぎないよう心のゆとりを保つ。
  • 牛乳、ギー、甘いフルーツなど冷性の食べ物を取り入れる。

【カパ体質】

ー生理前ー
  • 過剰な眠気、怠さ、倦怠感、浮腫み、冷え、マイナス思考、胸の張り
ー生理中ー
  • 粘質のある経血、背中や関節の痛み、食欲低下、眠気
ー対処法ー
  • 揚げ物、油っぽいもの、甘いもの、酸っぱいもの、塩分が多いもの、動物性タンパク質、チーズ・ヨーグルトなど乳製品を控える。
  • 精製された小麦、パン、麺類、とろろや納豆などネバネバした食材を避ける。
  • 昼寝、二度寝、日中にゴロゴロして過ごさない。毎日の適度な運動習慣をつける。
  • 食事に生姜や黒胡椒など消化力を高めるスパイスを取り入れる。

皆さんの生理前後の不調はどのドーシャから生じているでしょうか?生活にストレスなく取り入れられそうなことから実践してみてくださいね。

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ライタープロフィール:Sahoko

ヨガライター。福祉領域の知識と経験をヨガの学びと融合、真のヨガを伝え、その恩恵を一人でも多くに得てほしいと考えている。ヨガとアーユルヴェーダは超高齢社会の日本を変えるというのが信念。

社会福祉士、福祉マネジメント修士、アーユルヴェーダ講師。全米ヨガアライアンスE-RYT500。ヨガスクールFIRSTSHIP講師。

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