【アーユルヴェーダ的】24時間を快適に過ごす時間の使い方

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2020.1.31 text by:大櫻 千春

【アーユルヴェーダ的】24時間を快適に過ごす時間の使い方

インドの予防医学アーユルヴェーダでは、ヴァータ・ピッタ・カパという3つのドーシャ(生命エネルギー)があると考えます。このドーシャは、私たちの心や体だけでなく、「時間」にも作用しているということをご存知ですか?時間帯によって変わるドーシャの動きを知って、より健康的な日々の過ごし方をしてみましょう。

おさらい アーユルヴェーダのドーシャとは?

ドーシャとは、アーユルヴェーダの概念のひとつで、3つの生命エネルギー「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」を総称したもの。それぞれのドーシャは、5大元素(空・風・火・水・地)のうち2つの元素のイメージを持った特徴があります。

アーユルヴェーダでは、ドーシャが人の心や体を構成すると考え、3つのドーシャバランスも人それぞれ異なるとされていますが、このドーシャが作用しているのは人間だけではありません。私たちが口にする食材や、身の回りにある物、季節や時間にも影響を及ぼしているのです。

毎日を健康的に過ごす アーユルヴェーダ的時間の使い方

ではここから、各ドーシャが時間に及ぼす作用と、その時間帯に適した過ごし方をみていきましょう。

AM2:00〜AM6:00 朝のヴァータ

ヴァータドーシャが優勢になるこの時間は、ドーシャの持つ軽性という性質により起床しやすいといわれます。そのため、AM6:00までに起床し1日の活動をスタートさせましょう。

特に、日の出の96分前のブラフマームフルタ(宇宙の叡智の時間)に起床をすることが精神に良い影響を与えるとアーユルヴェーダでは考えられています。

実際に起きてみると、空気は澄み渡り爽やかで、太陽が地平線から徐々に昇ってくるため、周囲が深い青から次第に明るくなり、自然とともに体が目覚めていく感覚が感じられます。外に出て深呼吸をするだけでも気持ちがすっきりとしてきますよ。

また、排せつや身支度を整えた後に瞑想や軽いヨガを行うと精神的な安定につながりますので、1日のヴァータドーシャをコントロールしやすいでしょう。

ただし、この時間に働きすぎたり運動しすぎたりすると動きを司るヴァータドーシャが乱れるため注意しましょう。

AM6:00〜AM10:00 午前中のカパ

カパドーシャが優勢になるこの時間は、ドーシャの持つ重性・緩慢性という性質により、この時間に起きようとすると眠気やだるさを感じやすいといわれています。目覚めをスッキリさせたい方は、起床時間を少し早めてみましょう。

一般的に朝食をとる時間帯ですが、起床したばかりで食欲が湧かないのであれば無理をせず食べないということもいいでしょう。温かいお茶を飲んだり、はちみつをいただいたりすることも体を温め、カパドーシャのコントロールにつながります。

ただ、見方によっては落ち着いたエネルギーが作用する時間のため、仕事の前に1日のスケジュール確認をするのに適している時間と捉えることもできます。

AM10:00~PM2:00 お昼のピッタ

ピッタドーシャが優勢になるお昼の時間はドーシャの持つ、熱性という性質により新陳代謝が上がり、消化力も最大になります。よく勉強し、よく働き、よく食べましょう。ランチで重要なことは“満足”することです。

午後も眠くならずにエネルギッシュに過ごすためのランチのいただき方についてはこちらをチェック。
『午後の眠気を防止する!アーユルヴェーダのおすすめランチタイム&メニュー教えます』

また、ピッタドーシャは知性や判断に関連するエネルギーです。処理能力が上がるので大切な勉強や仕事はこの時間に行いましょう。

PM2:00〜PM6:00 午後のヴァータ

午後のヴァータの時間は、忙しさのピークを迎え、ヴァータドーシャの動性や速性が感じられるはず。

そして、おやつの時間にはお腹が空いたり、少し疲れを感じたりする頃でしょう。そのままにしておくとヴァータドーシャのアンバランスを招きますので、おやつをとりながら休憩を挟むがおすすめです。

しっかり働いて帰宅する時間になると、忙しさでヴァータドーシャが増えていると思います。帰宅後にゆっくり休めるよう、気持ちを切り替えるためにヨガや瞑想の時間を少しでも作れると○。

PM6:00~PM10:00 夜のカパ

夜のカパの時間は、1日活動して疲れた体を休めていく時間です。カパドーシャのゆったりしたエネルギーを感じつつ気持ちを落ち着かせていきましょう。活動量が減り、消化力も徐々に低下していきますので早い時間に消化の軽い食事をとります。

その後、寝るまでに食べたものを消化させるために軽い散歩をアーユルヴェーダでは推奨しています。また、消化力の低下は未消化物(アーマ)の原因になるので、入浴は食後2時間以上経ってからがいいでしょう。

1日を振り返り、体が温かいうちにベッドに入れば、カパドーシャのエネルギーにより気持ちよく眠りにつきやすいとされています。

PM10:00~AM2:00 夜のピッタ

夜のピッタの時間は、肌や体の新陳代謝にとても関わりが深い時間帯。また、知性や知識にもリンクし、昼間に吸収した情報を自分の知識に変換する時間ともいわれます。

逆に、この時間まで起きているとお腹が空きついつい夜食を食べてしまうこともあります。PM10:00前のカパドーシャが優勢な時間に眠気が出てきたら、そのまま眠りにつくことが理想ですね。

1日のドーシャと過ごし方を紹介しました。自分のトリドーシャ(ドーシャバランス)をふまえてぜひ参考にしてみてください。

ご自身のドーシャバランスをチェックしたい方はこちらの記事をチェック。
『アーユルヴェーダの「ドーシャ占い」とは? 自分の体質を診断しよう!』

ライタープロフィール:大櫻千春

化粧品会社のサロンにてフェイシャル施術やカウンセリングに従事。5000人以上の女性の肌を見てきた実績と、化粧品メーカーの知識を持つ2児の母。現在はアーユルヴェーダや東洋哲学の叡智を取り入れた生活を送りながら、アーユルヴェーダ講師やセラピスト、人材育成などの活動を行なっている。ヨガスクールFIRSTSHIPの外部講師として、アーユルヴェーダの授業も担当中。

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ヨガインストラクター資格取得 Firstship

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