指先のシンプルケアで心と体をデトックスする“マルマ”オイルトリートメント

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2017.7.7 text by:Chie Sakuma

指先のシンプルケアで心と体をデトックスする“マルマ”オイルトリートメント

“マルマ”とはアーユルヴェーダにおけるツボのようなもの。軽くおさえるだけで、エネルギーの循環が高まり心も体もリラックスできます。血流が良くなる効果もあるので、肌のハリ感や目元がぱっちりして顔色も明るくなるなど、うれしいことがたくさん。オイルと手だけでできる簡単なトリートメントなので、日頃のケアに取り入れてみませんか?

指先でマルマを優しく刺激すると、全身の詰まりがスムーズに

人差し指

マルマとはもともと「急所」や「傷つきやすい」「敏感な」という意味を持ち、アーユルヴェーダでは体と心の交流点といわれています。

「マルマは顔や体に無数にあり、エネルギーや意識の流れが通る重要な場所。生活習慣により、ストレスや付着物が徐々に体に蓄積されるとその流れが滞りやすくなります」

「そのため、マルマを適度に刺激することで、感覚器官が活性化して体に詰まった毒素が排出され、全身のエネルギーの循環も良くなり神経伝達なども整えられます」(アーユルヴェーダ講師 Sahokoさん)

マルマトリートメントの方法は?

「全身につながるマルマが多い頭・顔周りを中心に、手を使ってマルマのある箇所を軽く刺激します。ツボ押しのように強く押さず、指先で優しく押さえたり、クルクルさする程度の強さ(痛くない程度)で行いましょう。じんわり体の詰まりをとってくれます」

「行うタイミングは、朝の洗顔後や夜のクレンジング時などいつでもOK。お風呂に入りながらだと、よりリラックスできますよ」

コツはありますか?

「手の平で人肌程度に温めたオイルを肌になじませてから行うと、すべりもよくなります。とくに抗酸化作用が高くアンチエイジングが期待できるセサミオイルがオススメ。血行が良くなり、くすみの解消にもつながります。体内が活性化されるので、お疲れ気味の時のセルフケアとしてトライしてみてください」

“ぐっすり眠れるようになる”頭まわりのトリートメント

「神経が過敏になっているとき、頭のトリートメントを行うとすっきり落ち着きます。疲れがとれて、その日はぐっすり眠れますよ。トリートメントを終えたら、髪についたオイルを地肌に負担をかけない優しいシャンプーで落としましょう」

オイルと手に取り、頭頂部になじませているところ

— HOW TO —

1(左):500円玉大を目安にオイルを手の平にとり、頭全体にオイルを浸透させていく。
2(右):頭頂部は手の平で左右均等にクルクル円を描きながら、オイルを浸透させる。

頭頂部から耳の裏のあたりまで、マルマを指で刺激しているところ

— HOW TO —

3(左):頭頂部と耳の裏あたりにマルマがあるので意識を向けて。指の腹を使って円を描きながら、おでこから髪の生え際を添うようにして耳の裏まで刺激する。頭皮が硬くなっていたり、しこりを感じるような部分は特に優しく念入りに。
4(右):頭頂から前方(生え際周辺)と後方にジグザグに指をクロスさせながら数回往復してオイルを浸透させる。

頭全体を指の腹で刺激したり、手のひらで髪をなでたりしているところ

— HOW TO —

5(左):頭全体を指の腹で軽くはじくように刺激する。これを5~10回繰り返す。
6(右):手の平で髪をなでる。

“スマホ・パソコン疲れの目元もすっきり!”顔全体~目の上のトリートメント

「目、鼻、口、耳など大切な感覚器官がたくさん集まっている顔は、疲れやすく滞りやすいため、こまめなケアでコリをほぐしましょう。とくに目はパソコンの使い過ぎなどで酷使しやすいので、ケアすると目元がすっきりします」

オイルを頬のあたりに塗ったり、アゴ先に塗ったりしているところ

— HOW TO —

1(左):オイルを手の平に伸ばし、頬の内側から外側に向かってオイルを浸透させる。
2(右):アゴ先からこめかみは、指の腹をすべらせるように。

こめかみを指で押しているところ

— HOW TO —

3(左):眉間から出発してこめかみまで、人差し指と中指の腹を優しくすべらせ、こめかみに来たらくるくるとー回りに指を動かして。これを生え際あたりまでずらして行う。
4(右):人差し指と中指の腹を使って、矢印の動きのように眉頭から眉尻までなぞり、最後に目尻の凹み入るようにすべらす。これを5回繰り返す。

指を眉間から目の下あたりまですべらせている様子

— HOW TO —

5:眉間から目の下を通り、目尻まで優しく指の腹をすべらす。これを5回繰り返す。

“乱れた感覚器官のバランスを整える”トリートメント

「私たちは感覚器官を通していろいろな情報を得ています。そのため感覚器官のバランスが崩れると病気になったり、心にも影響を与えてしまうのです。とくに鼻、口などよく使うパーツは消耗しやすいので、疲れによってバランスが崩れる前に癒してあげましょう」

手の平で顔をさすったり、耳のつけ根あたりを指ではさんだりしている様子

— HOW TO —

1(左):手の平で顔全体を内側から外側へ3〜5回さする。
2(右):アゴの先端から耳のつけ根あたりまで、親指と3本の指ではさんで軽くにぎるようにおさえながらプッシュしていく。3〜5回繰り返す。

人差し指で鼻の両側をさすったり、目全体を手のひらで覆ったりしているところ

— HOW TO —

3(左):手の平をハの字のようにし、人差し指で鼻の両側を2~3回さすった後、小鼻の先端の凹みを軽くプッシュする。これを3~5回繰り返す。
4(右):深く呼吸しながら、目全体を手の平で覆って鎮静させる。5呼吸ほど繰り返す。

“全身にエネルギーが巡って元気になる”耳のトリートメント

耳のあたりにオイルを塗っているところ

— HOW TO —

1(左):耳全体にオイルを塗る。手の平にオイルを伸ばしてから中指と人差し指で耳を挟み、上下に3~5回動かす。
2(右):耳の前から後ろまで、指で小さな円を描きながらマッサージ。これを3~5回繰り返す。

指で耳をマッサージしている様子

— HOW TO —

3(左):指で耳をつまんだ状態で円を描くようにマッサージ。耳たぶからスタートして、徐々に上に移動する。これを3~5回繰り返す。
4(右):指で耳の内側から上下横に優しくストレッチ。これを3~5回繰り返す。

両手で耳を覆っているところ

— HOW TO —

5:両手で耳全体を覆って鎮静させる。5呼吸する。

トリートメントを終えたら、シャワーを浴びるかホットタオルでオイルを軽くふき取りましょう。オイルを石けんで落としてしまうと、せっかくのオイルの効果が半減してしまいます。マルマを刺激することで、心も体も本来あるべき自然なバランスに整います。その心地よさをぜひ体感してみてくださいね。

photo / Daisuke Taniguchi

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お話を伺った人:Sahoko

ファーストシップトータルヨガスクール講師。社会福祉士。福祉マネジメント修士。アーユルヴェーダの講師も。E-RYT500。福祉領域の知識と経験をヨガの学びと融合、真のヨガを伝え、その恩恵を一人でも多くに得てほしいと考えている。ヨガとアーユルヴェーダは超高齢社会の日本を変えるというのが信念。

http://www.firstship.net/

Sahoko

※掲載内容は記事公開時点のものです。
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