「毎日が忙しい」「仕事を減らしたい」「自分のビジネスをする時間がない」と悩んでいるかもしれません。
やらないことを決めれば、自ずと自由な時間が生まれるようになります。
しかし、間違った「やらないことリスト」は、あなたを堕落させるだけでしょう。
今回は、「やらないことリスト」をどう考えればよいか、常識を踏まえてビジネスをする心構えを紹介します。
「やらない事を決める」ってどういうこと?
「TODOリスト」をご存知ですか?
一般的な社会人なら「TODOリスト」を知らない人はいません。
しかし、「やらないことリスト」を書いている人は少ないはずです。
今では有名になった「やらないことリスト」ですが、何をやらなくて良いかを考えていませんか?
例えば、今からビジネスを始めようと考えている人は、以下のようなやらないことリストを作ります。
・プライベートの時間を削る
・テレビは見ない
・糖質を含む食べ物は食べない
・ギャンブルはしない
あなたは「やらない」と決めたことを辞められますか?
一般的に広まっている「やらないことリスト」とは、人生を豊かにするための「心の余裕」を生み出す考え方です。
しかし、上記に挙げた「やらないことリスト」は、あなたにストレスを与えてしまいます。
これから成功しようと志し、努力を惜しまない覚悟をもっている。
それなのに、間違った「やらないことリスト」を作っていると陥ってしまう自分がいます。
それが…
結局、何もできない自分になる
努力して、何かを成し遂げようと考えているのに、堕落してダラダラとした自分になるのです。
「やらないこと」とは、堕落するための方法ではありません。
しかし、いつの間にか「今のままでいいか…」と逃げてしまいます。
では、どうすればよいか。
以下では、「やらないことを決める」ことの重要な考え方を伝えていきます。
毎日が忙しく、その中でビジネスを成功に導こうとする人には必須の思考法ですので、参考にしてみてください。
目標を紙に書き出してみよう
まず、成功法と信じられているのに間違った常識をお伝えしますね。
そもそも「やらないことリスト」を書き出せば理解できることがあります。
「必要なこと」と「不必要なこと」に分類する脳内の作業です。
例えば、独立してラーメン屋を開業しようとしている人が考えることを以下に分けてみます。
目標達成に「必要なこと」ラーメン屋を開業する
ラーメン屋を開業するには、まず資金が必要でしょう。
他にも、以下のような「必要なこと」があります。
これは一例に過ぎませんが、多くの人が必要と感じるものでしょう。
自分のプライベートを削り、堕落を無くして努力しようと考えます。
そうです。これが「TODOリスト」ですね。
実は、ビジネスを始めようとする人は、自分のやるべきことを理解しています。
今は漠然としていても、作業をしている最中に「あれもやらなきゃ…」「これやってなかった…」と気づくことが多いでしょう。
自然と「やるべきこと」のリストは増えていき、作業量が多いことに悩みます。
それで考えられたのが「やらないことリスト」というわけです。
目標達成に「不必要なこと」
では、ラーメン屋開業を例にして「不必要なこと」を考えてみてください。
考えてみると、以下のようなものが思いつくのではないでしょうか。
さて、お気づきでしょうか。
通常、人間の思考の中で「やらないこと」を探せば、堕落している部分を減らすことになります。
しかし、余暇が無いのではストレスは溜まりますし、デートをしなければ恋人を失うかもしれません。
ですので、本来は以下のような「やらないことリスト」でなければいけません。
・取引先Aとは取引を辞める
・お客さんも大切だが、プライベートも必要だから営業時間を限定する
・従業員Bさんは優秀だが、他の従業員とチームワークを発揮できないので断る
・自分が店舗に入る時間を減らす(従業員に任せる)
ビジネスの中で「やる」か「やらない」を決めるだけです。
そこには必ず「やめるための理由」が存在し、根拠に基づいた「拒否」を示せなければならないのです。
例えば、取引先Aとの取引を辞めるのは料金が高いから。
営業時間を限定するのは、妻との時間を大切にしたいから。
従業員Bさんはリーダー気質だから、他のリーダー気質の人と比べると能力が低いから。
など、理由があるからこそ「やめる」という選択が可能になります。
ビジネスを成功させるための考え方として、何かを達成するための道順として「選択」をしているに過ぎません。
感情論だけのやらないことリストは、ただ堕落しているだけの自分を作り上げてしまいますよ。
「やりたいこと」に焦点をあてて考える
「やりたいこと」という言葉を勘違いしないようにしましょう。
そもそもビジネスを始めるにあたり、あなたには「ビジョン」があるはずです。
ビジネスを始めようと考える人に、ビジョンがない人はいないでしょう。
漠然としたイメージだとしても、「こうなりたい」という妄想をしたからこそビジネスを始めるはずです。
「お金がほしい」と考えた人は、お金を稼いでどうなりたいのですか?
「人気者になりたい」と考えた人は、どんな人に囲まれたいのですか?
「優秀な人間になりたい」と考えた人は、どんな人が優秀といえるのですか?
これらの「ビジョン」を、あなたの「やりたいこと」と言います。
逆に言えば、そのビジョンに則さない内容は「やらなくていいこと」です。
お金を稼いで、豪華クルーズ船で世界一周旅行がしたい人が、朝から晩まで仕事に追われているのでは夢は叶いませんね。
豪華クルーズ船で世界一周旅行をするのであれば、その期間は従業員に店を任せる必要があります。
つまり、「自分で働くのを辞める」という行動です。
本来の「やらないことリスト」とは、
自分の「ビジョン」に合わせて選択し、やらなくて良い状況を作り出す努力をするべき目安
です。
まとめ
ビジネスの中で、「経験」を考えれば「やらなくて良いこと」など無いかもしれません。
「あれもやって…」「これもやって…」
思いつく全てを行動に移し、その中で「やらなくて良いこと」「選択肢として切り捨てること」がわかるようになります。
ビジネスを始める前段階の人、準備段階の人は何事にもチャレンジするほうが良いでしょう。
その「経験」の中で、自分の「ビジョン」に合わせた「やらないことリスト」を作れるようになります。
感情論ではなく、根拠により拒否できるようになるのです。
あなたがまだ「やらないことを決められない」と考えているのなら、まだまだ経験が不足しているかもしれません。
臆病にならず、チャレンジしてみる。
それもビジネスを始める人には、重要な考え方です。
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